内容説明
短大を卒業し、デザイン事務所で働く西野は、東京での日々に流されるままに生きてきた。そんな日常の中で、ふと意識しだした年下デザイナー伊藤の存在。どこか不器用な二人がともに歩き始めるには、今この瞬間に交わすキスが必要だった(表題作)。キスにまつわる温かくて切ないシーンを、やわらかな筆致で描いた短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁かな❁
179
お気に入りの橋本紡さんの作品を読むのは4作目。キスにまつわる優しい温かな短編集♬5編入り。いろんなタイプのお話でどの章も日常の場面を優しく描かれています*やっぱり橋本紡さんの作品は素敵❀.(*´▽`*)❀.「パストデイズ・キス」「イルミネーション・キス」「ハウスハズバンド・キス」がお気に入り♬切なかったり、キュンときたりして素敵な読書時間を過ごせました♡「パストデイズ・キス」「ハウスハズバンド・キス」のラストは本当に温かくて素敵で、じーんとして涙が溢れました(இдஇ; )何気ない日常の優しく素敵な物語♡2016/01/25
さおり
69
短編なのであっさりしてはいるけど、橋本さんらしさも感じられて、けっこう良かったです。正確には、とてもとても好きな感じのと、全然ピンとこないのとありました。なので、総合したら「けっこう良い」て感じ。2016/01/09
ミニー
49
キスに纏わる5話の短編集。キラキラしたタイトルと淡い色使いの装丁に合っている(装丁の女の子の顔が少し怖いけど…)内容で読みやすくもあったのですが、読了感は何となく物足りない気も…「イルミネーション・キス」と「ハウスハズバンド・キス」は、日常的な話の中にキュンとする要素もあり、登場人物の男性の温かさが感じられて良かったです。初橋本紡さん作品だったので、他の作品はどのような感じなのか気になっています。2016/01/20
ピロ麻呂
37
橋本紡さんらしい爽やかなラブストーリー短編集。タイトル通り色々な「キス」が描かれてる(≧▽≦) 最後の話は育休を取って娘を育てる男性が主人公。日本では小さい子供を連れてると電車などの公共の場で疎まれるけど、アメリカではそうでないんですね。周りの人々みんなで子供を育てるという考え。日本もそうなればいいなぁヾ(≧∇≦)2015/12/26
のんちゃん
32
『いつかのきみへ』とこれで橋本作品2作目。描かれていることは難解でないし、小説読みました!という充実感を2作とも感じることができた。作中にもあるように「すべて計算で生きられるほど、わたしは器用じゃない。」という人の損得勘定を排した思いが全般を貫いていると感じる。が、もう一歩踏み込んだメッセージがあるのか?とも、既読作品ともに考えてしまう。私には、そう言う意味では橋本作品はなかなか、難解かも知れない。2016/09/16
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