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内容説明
世界的ベストセラー『人を動かす』、『道は開ける』の著者が明かす、人前で話すための秘訣。どうすれば緊張せずに話せるのか。どうすれば正確にメッセージを伝えられるのか。テーマの見つけ方から、アイデアの熟成のさせ方、説得力のある構成の作り方、本番での心構えなど、相手の心を動かすための具体的アドバイスが満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわうそ
29
★★★★☆友人から数年前に貰った本。再読。どんな偉人でも、最初は人の前だと上手く話せなかった。 緊張をほぐすためにルーティンを採り入れる スピーチについて考えろとにかく考えろ、100のアイデアを集め90のアイデアを捨てよ、余分な情報を得ることよって余裕がでる 演説中メモは見るな、暗記しようとするな。演説がつまらなくなる。最初と最後まで一貫した内容を話せ。結論までトンネルのようにまっすぐに進め。🦏の角のように ①事実を述べる ②それについて論じる ③行動を呼びかける 3段構成 2021/11/22
Kentaro
23
聴衆が関心を抱いているのは、話し手自身の意見だ。話す内容を決め、それに対する自分の意見は何かじっくり練る。リンカーンは、食事中や散歩中、買い物をしているときなど、あらゆる時間を利用してスピーチの準備にあてていた。アイデアを思い浮かんだらすぐにメモを取り、草稿はいつもシルクハットの中だった。よく準備された話は、スピーカーがごく自然に言葉を発しているという印象を聴衆に与える。最低でもスピーチの一週間前にはテーマを決め、思いつく限りの材料や情報を集め、その中から伝えたい論点を絞り込む、といった準備が大切なのだ。2019/04/25
きゃんたか
23
カーネギーの魅力は功利性を前面に出さないヒューマンな合理性にあると思うのだが、技術面を体系化した本書の編集はその持ち味を些か薄めてしまったようだ。とは言え、その利点を前向きに受け止めるならば、臨機に強力な武器ともなろう。説教師のムーディーはメッセージを準備するために、時には一年以上もメモを寝かせて思想の成熟に成功した。準備した原稿の九割を捨てた作家は、公開した記事で言外に自信をにじませることが出来た。普段はあまり意識しないスピーチや日常会話でも、ちょっとした工夫で驚異的な力を発揮することが実感できる一冊。2018/02/02
山羊
11
「人を動かす」「道は開ける」などで知られるデール・カーネギー氏の著書です(^^)ただのハウツー本ではなく、話す力を獲得するための本質的なことを教えてくれます。話す力を得るには、「自分の心と人生を掘り下げ、心の底から信じるものを発見すること」 時折読み返すたびに新しい発見があり、飽きがない本だと思います。良書でした!2019/04/07
nob
11
手っ取り早いテクニックの紹介も多少あるけれど、著者が強調するのは人間性的な部分、人生や経験を深く掘り下げ、考え、見つけた「どうしても言いたいこと」を言う、ことだ。心から情熱を持って語れば、話し方の多少の欠点など問題にならない。実際問題、望まなくても話さなければならない場も多々あるけども、そう言う場合でも心を込めて話すこと…つまりは心を込めて話せるだけの情熱を持てるようになるまで、自分が話すことについての意義、相手が話を聞くことの意義を考えて話すこと、なのかもしれない。2017/12/01