内容説明
北九州市の公立小学校で、崩壊した学級を次々と立て直してきた “スゴ腕”教師・菊池省三。「ほめ言葉のシャワー」「成長ノート」など「言葉」を重視した独自の授業は、果たして、どんな子供も変えられるのか――。クラス全員の成長を目指した教師生活最後の2年間に、29年前の教え子が密着。渾身の教育ドキュメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
50
教育書。お名前はよくお見かけしたが、実践について読むのは今回が始めて。学級を立て直すための手だてが垣間見られて、非常に勉強になった。誉め言葉のシャワーが低学年でもできるのか、具体的な手法について、他の文献もあたりたいと思う。誉めて育てる姿勢を、忘れないようにしたい。2015/10/26
文章で飯を食う
10
「クラスの誰一人、絶対に見捨てない!」が、生徒の中から上がってきたことに驚き。いわゆる熱血教師では無く、教室の中だけで勝負することに、良い印象を感じる。2015/12/23
よし
6
YouTbe「プロフェッショナル」で、ドラゴン桜のモデルとなった予備校講師の生き様に、感銘を受けた。そして、「崩壊していたクラスを次々と立て直してきた”凄腕教師”菊池省三」を知り、強いショックを受けた。読みたくなった。・・「ほめ言葉のシャワー」「成長日記」「デベート」など対話を重視し、学級全体で伸びていこう、繋がっていこうとする「菊池メソッド」と「どんなに荒れた子どもでもクラスの誰一人、絶対に見捨てない」強い信念。子どもたちが劇的に「成長」していくのは、ドラマ以上にドラマチックで、心が震えるようだ。2016/04/22
信兵衛
6
一読の価値ある一冊。2015/09/01
の
4
自己肯定感と、自分を成長させる力、その他諸々、教え育てることは数々あれども、何より一番大切なのは、クラス内での高め合いを生み出すためのアプローチですね。それにしても、新潮社から出ているのね、この本。2015/09/07