内容説明
愛妻の死を契機に、残りの人生を謳歌することにした整形外科医の国分隆一郎、73歳。ある夜、愛人とのセックスの最中に突如性的不能となった彼は、絶望と孤独のどん底に突き落とされる。折しも、亡き妻を彷彿させる女性弁護士が患者として来院。強く心を惹かれるが――。高齢者の性の“真実”を赤裸々に描き、新聞連載時から大反響を巻き起こした衝撃の問題作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wasabi
5
山陰中央新報でよむ。てか、途中で新聞掲載を打ち切られた。そりゃまあ、地方紙で朝から、しかも子どもも読むメディアでこれはないだろうという代物だった。2012/12/11
ラムネ
3
正直言って、これは小説としてはアカンと思う。ただ一冊の本としては、とんでもなく面白い。彼がたどり着いた境地とはどんなものだったか。彼が発したかった心からのメッセージとは。 さて誰に聞いたか。男には辛抱という棒があり、女には我慢というマンがある。だからその棒が折れてしまえば、男はたちまち駄目である。男とはつくづくプライドの生き物だと思う。これは折れてからの物語だ。折れたって、女を愛したい。駄目になったって、女をモノにしたい。地方新聞何紙かで連載され、幾つかで連載中止になったという渡辺淳一最後の小説。2016/02/24
ねね
3
73歳のお医者さんの前向きに生きる姿を描いた作品です。 ある意味愛のバイブルかもしれません。愛を忘れた男女ともに読んで欲しい作品です。2015/05/28
Shige.ne.jp
3
高齢者による夜の営みの話。突然に男性的機能不能になった主人公が、資料読んだりや手探り状態試したりしてどう満足されるかの様が、リアル。内容は、そればかりです。2015/05/26
asky0084
1
★*2015/04/19
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