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内容説明
「漢方薬は遅効性」「中医学の専門医にかからなければ服用できない」は、いずれも大きな誤解です。実は漢方薬は、誰もが症状に即して選べる親しみやすい薬であり、速効性が期待できるものも多くあります。とくに女性で悩む方の多い「多愁訴や不定愁訴(ほてり、のぼせ、うつうつ、冷え、腹痛、めまい、肩こり、便秘などとりとめのない症状が同時に起こること)」に、漢方薬は絶大な力を発揮します。西洋薬のように一つひとつの症状に個別の薬を処方するのではなく、複数の症状をひとつの症候群として捉えて最適の漢方薬を見つけ、大元の根を刈り取る治療をするのです。本書では、独自のフローチャートを使って、誰でも簡単に、自分に合った漢方薬を選べるよう工夫しました。従来の古典的な漢方と違って、難しい理論はいっさいありません。漢方薬の効果的な服用法、妊娠・出産のための漢方薬、頓服として使える漢方薬もわかる、新しい漢方薬ガイドです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フクミミ
11
なにかと不調の兆しが見え隠れするオーバーフィフティ、産婦人科の先生が出した本だけに、女性に多い症状に適した漢方を紹介してくれる。効果が表れる目安も書いてあるので嬉しい。自分で判断するよりは病院に行って出してもらうのが一番であるのは間違いないが、それでも目安にはなるだろう。ツムラの何番かあったらなお良かった。 2017/09/15
mawaji
6
著者の講演を聴いて手に取りました。四診をとったり虚実の証を診たりする漢方的診断はなかなか奥が深すぎて尻込みしてしまいますが「従来の漢方の難しい概念を取り払って、もっとかんたんに効率よく漢方薬を選べる方法」を具体的に示してくれる本書はたいへん使い勝手がよく、即臨床に役立ちそうです。特に難しい調合とかは必要とせず、保険適用のある医薬品なので「内容成分が一定しているので、つねに安定した効果が得られる」のもメリットでしょう。一日三回、食前の服用はつい飲み忘れしがちですが「あおね法」はいいアイデアかと思われました。2021/07/28
__k
3
(P)二週間以上経ってもこれといった変化が感じられない場合、その漢方薬が合っていない可能性あり/夜眠れない人には加味帰脾湯,酸棗仁湯など/腰痛には麻杏慧甘湯,疎経活血湯など2021/09/20
ybhkr
2
保険適応の漢方を紹介してくれています。婦人科の先生なので専門家ではないですが、丁寧です。正しく飲めば確実に効く、は、その通り。私自身保険適応の漢方にいろいろ助けてもらってきたので、こういう本はうれしい。基本的に西洋医学のお医者さんは探り探り漢方の処方箋を出してくれているので、信頼関係の具合にもよるけれど、自分から試してみたい漢方を提案するためにとてもよい本だと思う。わたしも漢方の本から選んでこれを使ってみたい、と提案してドンピシャで使い続けているものがある。試してみる価値はあると思う。2016/01/21
スリカータ
2
質問形式で自己診断できる。保険適用の漢方薬だけ紹介されているので、金銭面でも安心して使えます。2015/02/07