リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

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リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

  • ISBN:9784274069321

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内容説明

「RPSは、スウェーデンの国家警察機関だ。僕らはそこで、PUSTと呼ばれる新しいデジタル捜査報告システムを開発している」(本文より)
本書は、アジャイルソフトウェア開発手法のひとつであるリーンソフトウェア開発手法を解説した、Henrik Kniberg,“Lean from the Trenches: Managing Large-Scale Projects with Kanban”の日本語翻訳版です。
官公庁の大規模システム開発プロジェクトにおける著者の経験に基づき、理論だけではなく、開発の現場で実際にどのように適用するかを、カンバンシステムを軸にしたプロジェクト進行の様子を描写しつつ、直裁的に解説しています。
リーンソフトウェア開発について、実践的な内容を求めていた方、これから現場へ導入したい方にお勧めの一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

83
スウェーデン警察向けの犯罪管理システムの開発現場の実例紹介。開発チームを3つの工場のラインに見立て、新機能、バグ、技術的課題解決を、どこにどう割り振るか、ラインが停滞していないか、などを一目で確認できるチャートが参考になる。各工程の前段階にバッファが設けられており、そこに置く項目数を制限することで、正しい優先順位の検討を促し、無駄な機能や対策に時間を費やすのを防いでいる。一応、分散開発環境にも触れられてはいるが、記述の大半は、チームが一箇所に集まって朝礼ができる環境向け。2015/06/15

Thinking_sketch_book

17
★★★★☆ ウォーターフォールだけが業務プロセスではないと信じているがソフト開発でもなければなかなか仕組みを変えられない。この本のように理論だけでなく、実務や事例を説明してくれる事は、より沢山のアイデアを生んでくれる。非常にありがたい一冊です2014/03/06

づめ

5
やっと読了。全体的に素晴らしい本だけど、特に第二部の説明が分かりやすい。リーン、スクラム、XPの関係がすっきりする。2014/01/21

仮屋雄介

4
内容はシステム開発の手法の一つでした。トヨタウェイのシステム開発.Verといった感じで、感覚的な内容が多く難しかったのですが、Webの用語の定義の理解を深めるのに役立ちました。2014/01/09

Hiraku

4
実際の事例なので、意見が割れそうなところ(カンバンは紙がいいとか、ストーリーポイントは振らない、等)も遠慮なく書いてくれているのがいいですね。 改善の姿勢を見習いたいです。2014/01/07

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