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内容説明
近年、「ビッグデータ」(蓄積された大量のデータ)が、商品開発やマーケティングなど、さまざまな分野で活用できるのでは、と期待されています。
クックパッドは、月間利用者が5600万人を超える日本一の料理レシピ検索サイト。利用者がレシピ検索に用いたキーワードは、サーバー内に自然と蓄積されます。クックパッドはこの検索キーワードを一定の法則で数値化し、誰もがわかりやすいビッグデータサービスとして「たべみる」を提供しています。
「たべみる」は毎日更新されるため、リアルタイムのデータに基づくマーケティングが可能に。実際に、餃子専用の鍋つゆを発売したヤマキ、トーストのシーズニング商品を開発したエスビー食品、小売店へのメニュー提案を行なう卸売業の加藤産業など、「たべみる」に基づいた商品やサービスが、食卓に浸透し始めています。
著者は、「たべみる」サービスの事業責任者を務める、30代前半の若きクックパッドの社員。「たべみる」のリニューアル提案から、データ分析の方法、データ活用による新商品・サービス開発、データ販売の営業までを紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
97
クックパッドの検索ログを使ったデータ分析サービス「たべみる」の立ち上げの経緯と、導入事例。食材は買ってなくても利用者が「食べたい」と思った時点で検索するのでPOSデータより、ちょっと早く動きが分かるのが利点。アヒージョの流行に伴ってたこ焼き器が売れてることが分かったり、七五三にちらし寿司を提案したりと、個々の事例は面白い。しかし、何度も「たべみるの売り上げの割合はクックパッドの中では小さい」というフレーズが出てくる。また、技術的内容よりはマーケティング的アピールが多い。この本もマーケティングの一環だなと。2016/04/27
akira
20
クックパッドのひとつのサービス開始からのドキュメンタリー。面白かった。技術的なことよりはサービス立ち上げまでの心得のようなものが多い。 これまでのサービスもそうだったが、厳しい曲面で悔しい思いをする時期はある。そんなときにどうするか。やはり読書となんでもいいからテキストに書いていくことだなと。 「ビジネスかうまくいくときは、往々にしてこういう稀有な出会いというものがある。うまくいかなくてもわない物ねだりをせずに、そのときの最善を尽くしていると、こういう出会いにつながることがあると僕は実感している」2017/12/13
犬こ
19
なにか大事な点を読み過ごしていたかも?と、ふと気になり再読したら、大事なことが書かれていました。読み返して、よかった。2017/01/12
犬こ
19
なんとなくではなく、データに基づく提案が強みに。クックパッドのデータはスーパーマーケットの消費にかなり活用できるものかと思い、そんなデータ分析を期待して、本書を手に取ったけれども、あまり分析の話ではなかったのが残念。2017/01/08
あみこ
7
*微ネタバレ* ゼミでデータ分析について学んでいるため参考になりそうだなと思い読みました。データ分析に活かすための本というよりは、クックパッドの「たべみる」というサービスを立ち上げる経緯やこれまでどう成長してきたかがメインに書かれていたように思います。ただ、「たべみる」についてはこの本で初めて知り、このサービスで「世の中のトレンドを把握し、次のマーケティング戦略に役立てることができる」という話は読んでいて楽しかったです。「未来に向けてのデータ分析」という視点は私にとっては新しく、学びが多かったです。2019/07/28
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