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内容説明
近代経済学から現代の経済学まで、経済学が現実に起きた経済の課題をどう捉え、立ち向かおうとしたか、労働経済学の第一人者の眼から経済学史を捉え直す。単なる理論の紹介に留まらず、格差社会のような現代的課題に経済学の古典の中にも解決の糸口を見つけ、鋭く切り込む。朝日おとなの学びなおしシリーズ第一弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
6
歴史は同じ過ちを何回も繰り返す。不況下で財政出動や減税をして失業率を下げる政策を過去に上手に効果を上げてインフレになってしまって小さな政府で規制緩和による政策でインフレを抑え経済が順調に動いていたのに、景気が悪くなって来た時に小さい政府、新自由主義が生き残り緊縮財政によるデフレ促進など、悪い方へ舵取りをする。特に経済政策は良い方に繰り返すのではなく、悪い方に繰り返す性質がある。典型的なのは日本のバブル景気は蛇口の水を一気に止めて普段有るはずの水がなくなりパニックになり皆が水を溜め込んでしまった。2014/12/09
ふみ林
0
十年以上前に不真面目な経済学部生でした。どこかで自分の中の“経済学の地図”を整理しておきたいと思っていたので、図書館で手に取りました。その目的にバッチリ合った本だったと思います。「そういえば自分の時にはマル経の存在感がだいぶ萎んでたなぁ」なんて思いながら読み終えました。2023/06/14