角川スニーカー文庫<br> うーちゃんの小箱

個数:1
紙書籍版価格
¥682
  • 電子書籍
  • Reader

角川スニーカー文庫
うーちゃんの小箱

  • ISBN:9784041040515

ファイル: /

内容説明

かつては小説家を目指し、今は漫画家志望の氷見伊助(ひみ・いすけ)。「うーちゃんのほのぼの四コマ漫画」で特別賞を受賞するが、授賞式で大賞受賞作家の天奈優衣(あまな・ゆい)に喧嘩を売ってしまう。しかし後日、伊助は謎の美少女から優衣との共同生活を頼まれて、優衣のマンションで一緒に暮らすことに! 一方、伊助の通う高校では、一緒に小説家を目指していた少女・枝村霧姫(えだむら・きりひめ)が、伊助にもう一度小説家を目指してほしいと望んでいて――!? リアルな感情が揺れに揺れる、ひねくれ青春ストーリー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

θ(シータ)

72
「着替えを忘れちゃったんです。あーもう、こっちを向いたら三枚おろしにしますからね」第20回[秋]スニーカー大賞《優秀賞》受賞作。妄想豊かな新人漫画家と個性豊かな少女達が送る、ひねくれ青春ストーリー。終始一貫して内容があまり頭に入ってこなかったなと。あとがきでもありましたが"ラノベっぽくない"のでしょうね。物語を展開するうえの山場というものがあまり見当たらないのもどうかと思いますし。もしかしたら主人公の4コマ漫画に掛けているのもあるかもしれませんが。最後まで独特な雰囲気をもった作品でした。星2つ【⭐️⭐️】2016/11/01

まりも

29
「うーちゃんのほのぼの四コマ漫画」で新人賞を取ったひねくれ根性の主人公・氷見を中心に描いた青春物語。悪くは無いんだけど、イマイチ引き込まれませんでした。ひねくれ根性を持った主人公の心情をうーちゃんを通して丁寧に描いていく手法は中々良かったと思う。ただ、全体を通して熱量に欠けるというか、キャラクター一人一人にそこまでの魅力を感じる事が出来なかったのは残念。主人公の感じは良かったけど、肝心の文章が下手くそなので何を伝えたいのか全く分からないのがキツいです。そこを改善したら良い作家になりそうだし、次回作に期待。2016/01/31

かんけー

15
ん~?ハッキリ言って表紙買い...なんだけど、作者の意図する所が見えて来ない?「う~ちゃん」と云うキャラが脳内妄想の産物ってのは解るが、主人公(らしい?)伊助の言ってる事もちぐはぐで。「俺ガイル」の八幡みたいなモノローグを展開したと思ったら一転、う~ちゃんが登場し場を白けさせる?全体のバランスの悪さが露呈してしまっている。女性キャラも霧姫はある程度理解出来るが、天奈姉妹に至っては「???」の連続(^o^)玲央は置いといても、キャラ描写に無理があると。チョッと残念ですねぇ。読み友さんの感想も...ね?2016/03/22

ヱロ本Gメン

12
なにこれ?草稿?習作?そんなレベル。「アンビバレントな感情」という題材は面白そうだし、とくに主人公と霧姫との関係は気になるが、いかんせん文章がついてこれてない。急に饒舌になったり、ナイーブなスカスカ散文調になったりバランスが極端。なにより主人公の書く四コマ漫画に全く魅力を感じない。うーちゃんのセリフだけでなくもっと四コマ漫画自体を積極的に取り込み四コママンガ×ラノベのハイブリッドを目指すべきだったと思う。いろいろと残念な作品。2016/01/31

しぇん

10
デビュー作だけあって書きたい事を一杯積み込んだんだろうなと。そのせいか若干何の話なのか解り難い事に。主人公の語りもややクドイですし。でもまぁ青春はこんな混沌としたものだと言われればそんなもんかもなと思ったりも。これ又読む人を選びそうな感じだなと。でも続けば一応読んでみるかも。2016/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10140403
  • ご注意事項