内容説明
いま考える。「国民である」とは、どういうことか? 小林よしのり『戦争論』が提起した〈個と公〉論争に終止符を打ち、ついに〈公〉の本質をさぐりあてた、超問題作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
23
自分の考えを批判した人たちを斬りまくっています。どっちもどっちと思いますし、視野狭窄な考えも疑問な部分はありますが、自分の考えを明確に述べる小林さんにはリスペクト感を持ちます。2025/10/06
Uzundk
4
だいぶ斜め読み。それぞれ戦争や公は手に負えないと思っているのか言葉に空虚感が漂う。空手の殴り合いというのは見ていてつまらないし、やっている側もむなしいのでは無いかなぁ...。何にしても戦争論に反応する人達、その地位、その志向がどういう方向性かを眺めると言う点では評価する。残念な事にその集めた言論が読むに値するかは話が別であるのだが。 地に足ついた思考に戻ろう。2015/11/05
ぽん
1
大学の先生に「君はこれを読みなさい」と頂いた著書。思想に関して、特に「どちらが正しいか」という問題に関して…考え出すと、難しい。もっと勉強しないと。やはりこき下ろされた方々のサイドの著書も読んでみるべきなのかもしれない。2014/01/01
Eiji
0
小林よりのりという人は本当にパワフルだ。この本は要するに、自分の意見に反論してきた人たちの意見を一刀両断するという本である。その犠牲となっているのは、評論家や時評家、果てはノーベル賞作家から戦後最大の思想家までを、もちろん名指しで批判を繰り返している。ひいき目に見ているかも知れないが、今までの経緯や事実から、小林よりのりには一縷の油断はなく、まさに正論中の正論であり、先の評論家連中は、ただ自分の馬鹿さを宣伝しているようにしか思えない。2000/03/31
Doraneko358
0
色々叩かれていたみたいだが、戦争論のその後の売れ行きを見ると、どちらが正しいものの見方であったかがよくわかるような内容であった。2016/11/09




