内容説明
300万部を超える公式版から主要部分を集約した文庫エッセンシャル版
『人を動かす』と並ぶカーネギーの二大名著。人が生きていく上で誰もが直面する「悩み」の原因を客観的に自己分析し、心の持ちようや習慣を改め、心身の疲れを取り除く等の方法で具体的かつ実践的に解き明かす。苦悩するすべての人を心の闇から救いだし、行動と自己変革への勇気を与え、新しい人生を切り開くための座右の書。1944年の初版刊行以来、改訂が施されてきた現行の公式版である『新装版 道は開ける』から本編28章を収載した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
デーカ
48
古い時代から現代まで人間がいかに『悩み』というものに苦しめられてきたか、それをどう乗り越えてきたかが、多くの人の体験談などをもとに書かれています。病は気からと言いますが、精神的に疲れることが健康に害を及ぼす例なども興味深く、いろいろと考えさせられました。何度も読み返します。2018/10/08
yuni
45
悩みに直面した時の対処法がたくさん書かれてあり、お守りとして手元に置いておきたくて読了後に「人を動かす」とともに購入しました。心配事に対処するには ①まず起こりうる最悪の事態は何かを考える。②次にそれを受け入れる準備をする。③そこから最悪の事態を改善する方法を考える。どんなに辛くても目を背けずに向き合うことが大事。そして辛い時こそ淡々と過ごして意識を他に向ける。世界中の人々の生きる指針となっている作品は、私の心にも例外なく刺さりました。2024/06/06
Mr.チャーリー
44
「人を動かす」に続き、僕にとって2冊目となるデール・カーネギー氏の著書。「人を動かす」の内容がとても親しみやすく理解しやすかったのですが、「道は開ける」を読み進むのに時間がかかってしまいました。宗教的な色合いを所々に感じたからなのでしょうか。訳者は「人を動かす」の訳者と違う人ですが、訳し方の言葉使いの違いも、僕自身の理解に影響していたのではないかとも思いました。2019/06/03
パフちゃん@かのん変更
36
悩むのをやめて、元気になろう。心の中から悩みを追い出すには、忙しい状態でいること。今日だけは、幸福でいよう。あるがままを受け入れてそれに合わせよう。快活に考えて行動すれば、自然に愉快になる。仕返ししてはならない。自分を気付つける結果となる。一日一善。他人を喜ばせようとすることで、自分の悩みを考えない。仕事をしながら休息すること。いつでもリラックスしていること。顔のしわやとげとげしさをなくそう。疲労と悩みを予防する。体の力を抜くこと。などなど・・・2025/02/10
加納恭史
36
カーネギーの本は最初に「人を動かす」を読んだ。まあ人間の欲望の最大のものは「偉くなりたい」とあった。また自分の名前を覚えて欲しい要求も強い。世に言う、名前を残したいわけだ。それが人間関係の基本になる。相手を誉めると商談もスムーズに運ぶ。次にこの本「道は開ける」を読む。この本では人間の悩みについての考察である。最初はまあ今日を生きるのが賢明だ。過去をいくら悩んでも元には戻らない。エセー風に悩みとその解決方法を古来の言葉からかたる。わりに東洋風でもある。彼はピュリタンであるからそのように聖書の故事も語る。2023/08/28




