内容説明
動くソフトウェアを素早く開発するための「アジャイルソフトウェア開発手法」を、実際に導入するにはどうすればよいかを、豊富な図を使い親しみやすい言葉で解説しています。経験豊かな著者が具体的なノウハウをまとめた本書は、アジャイル開発を導入したいと考えている組織や人のための「現場のマニュアル」として役立ってくれることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
109
最近開発手法ということでアジャイルが脚光浴びつつあるのですが8年前んこのような本が出されているとは知りませんでした。最近までは日本ではウオーターフォール型の開発が大規模なシステムでは中心でした。ただ今の環境ではスピード感が要求されるのでこのようなアジャイルが中心となっていくのでしょう。イラストが多く読みやすく感じました。2019/07/06
Kawai Hideki
73
アジャイル開発の考え方やツール類について、優しくユーモラスに書いた解説書。重要なのは、付加価値のあるソフトウェアをいつでもリリース可能な状態に保つことであって、ツールや手法にとらわれてはいけない。一方で、サムライという喩えに縛られすぎて、ちょっと精神論に偏っているようにも感じられた。開発の現場に持ち込む時には、この本に書かれていないことも、いろいろ考えておく必要がありそう。2015/05/06
kaizen@名古屋de朝活読書会
64
知人に推薦されて本書を手に。具体的なプログラムの演習があり分かりやすさに感激しました。ソフトウェアの本なのに、プログラムの話がでてこずに管理の話ばかりでてくるとうんざりしていたので晴れ晴れとした気持ちで読むことができました。1日の班学習の教材に利用することになりました。コンピュータを利用し作業します。午前は、内容を講義して班編制し環境の動作確認をします。午後は教材に基づいて作業と議論と資料作成を実施します。本書では、計画,事業(project)管理,単体試験の順に記載。道具と能力の確認を最初に。2012/09/26
bayashi
16
ソフト開発業界でより幸せになるためのプロジェクトの進め方と心構えを提案してくれる本。顧客と自分達以外の外乱を無くせたら即使えそう。所属する組織のルールがあるからチームとして使うには大体茨の道なのだろうが、心構えと後半の技法は普通にためになる。2018/12/06
kannkyo
13
カタそうな表紙とはウラハラに、章末毎にマスター・センセイと生徒が登場して「開発あるある」を題材に寸劇を繰り広げる異色の書。2022/05/02