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内容説明
著者は泣く子も黙るような経歴の持ち主であり、アップルを辞めて10年が経った今でも多くの人から「もったいない!」といわれるという。しかし本人は、「辞めなければ今頃、働く必要がないくらい稼げていたかも」と冗談をいいつつ、毛筋ほども後悔している様子がない。本書では、これまで語られなかった著者の人生論・仕事論の深奥に迫る。人生と仕事を楽しむのに、完璧・万能である必要はない。必要なのは、体験と感性――。誰より人生を楽しむ著者が、それを証明する書。≪本書の内容≫プロローグ 僕がアップルを辞めたわけ/LESSON.1 悩むより楽しもう/LESSON.2 考えるより感じよう/LESSON.3 溜めずに捨てよう/LESSON.4 嘆くより変えてしまおう/LESSON.5 自分の体感を信じよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルゴン
5
★★★☆ ソニー、ディズニー、AOL、アップルと名だたる企業で結果を出してはあっさりやめ、渡り歩きの筆者。本書にはこの方の仕事に対する考え方が凝縮されています。さも誰にでもできるように書いていますが、やりたいことをやって生きていくべきという主張は一歩引いて見た方がいいでしょう。製紙会社の経営者夫人が言うように、自分で道を切り拓いた方が良い人とそうでない人がいると思います。一方、「嘆くより変えてしまおう」「自分の体感を信じよう」は、意識していないとただのイエスマンになってしまう要注意項目だと思いました。2018/01/06
齋藤し郎
2
★★★★☆ アップルの副社長だったことで有名な著者。何となくキャラが薄い印象なのだが、信念としてブレないものをお持ちなことがよくわかる一冊。前刀さんの事がよくわかると思います。論理よりも感情の本でした。ジョブズの言葉を引用しながら、自分なりに咀嚼しているところが、単なる信奉者ではなく、自分らしさを持った方との印象を強める。 何をやりたいのかは、自分の心に聞け。点と点をつなげる。改めてその言葉の指すものを考えました。2018/12/15
Takahiko
2
少々、同じ話が繰り返される感があるが、新書はそういうものかも。 言いたいことは分かった。難しく考えるな、感じよってことか。 ただ、感じるためには、積み重ねるものが必要で、そのことをあまり触れていないのは、わざとだろうな。2016/05/16
三上 直樹
2
ソニー、ディズニーからアップル元副社長を経てきた前刀さんが、体験から語る仕事論。欠点があってもあきらめず決めつけずに続けること、心が喜ぶ仕事につくことなどを、盛田昭夫やスティーブ・ジョブズから学んだことを引きながら伝えています。 そして、「燕雀何ぞ鴻鵠の志を知らんや」、まさに私の志の先を歩いている人だと思うだけに、まず目の前のことを楽しんでいこうと思います。2016/03/30
Kayaho Yamauchi
2
講演会に行かせて頂いた際に購入。言いたいことが単純明快で面白かった。 グローバル化グローバル化って言うけど要は西洋化だから悪いことだってある(文化破壊とか)前刀さんの言う通り英語ができるに越したことはないけど優秀な学者が英語喋れなかったら優秀じゃないなんてことないもんね。グローバル化っていうのはただ英語ができればいいってものじゃないって改めて思いました。2016/01/13