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内容説明
子役からキャリアをスタートし、名脇役の地位を獲得した火野正平。現在66歳の火野さんが、自転車に乗って日本各地を旅する番組「にっぽん縦断こころ旅」(NHKBSプレミアム)で再びブレイクしています。いつまでも若々しくあり、かつ年齢相応の成熟感もある火野さん。彼の「絶妙な年の取り方」の秘密はどこにあるのか。好きな物、嫌いなもの、生い立ち、恋とスキャンダル、家族に至るまで、初めて本人が語りおろした一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
91
{2016年} 1949年生まれ現在67歳。最初の芸名は「二瓶康一」。1962年子役としてドラマ「少年探偵団」でデビュー。1972年離婚するも離婚届を提出していないため、戸籍上は婚姻関係が継続中。現在同居している女性とは事実婚。コーヒーとハイライト(1日70本吸うヘビースモーカー)があれば、それでいい。自分から別れを告げたことは一度もなかったと言う。数々の浮き名を流し「昭和のプレイボーイ」といったらこの人!と真っ先に思い浮かぶくらいモテまくってたなぁ~(何股してたんだ?)。口説き文句「×××」は早速採用。2016/10/17
k5
61
追悼、のつもりで読んだのですが、一言で、というよりも一段落で心をつかまれる言葉を夢中で読んでしまいました。学生の頃、景山民生やビートたけしのエッセイを洒脱かつ毒舌でカッコいいなあ、と思っていたのですが、それを彷彿とさせる感じ。また、一段落ぐらいで小説一冊分くらいの物語を感じさせる語りは、全盛期の古井由吉の小説みたい。演義、ハードボイルド小説、生い立ちを語る部分のカッコ良さは予想していたんですが、飄々と恋愛を語るところも痺れます。途中で「二歳年上の高田純次さんが元気なうちは大丈夫」という言葉に涙しました。2025/01/13
獺祭魚の食客@鯨鯢
57
番組中で女性に声かけするとき目が「キラリン」と光るようです。世代別の「○○されたい男」の上位になるでしょう。ヤンチャな「男の子」の空気を持っていることが魅力なのでしょう。年齢を問わず目が潤んで女性ホルモンのエストロゲンが分泌されるのでしょう。
鯖
16
大好きな正平ちゃんのエッセイ。御本人の声で、文章が聞こえてくるみたいで、てへへとなる。好き放題やりたい放題で生きてこられた方ではあるのだろうけれど、ともかく憎めない。時代劇でもなんでも、圧倒的に脇役を歩んでこられた方だから、大河ドラマで「伊能忠敬」の主役とかやって欲しいんだけどなあ…。2016/05/02
Islay
12
ここ数年は、ほとんどテレビを見なくなっていた。ところが、当初は何気なく見始めた『にっぽん縦断 こころ旅』ですが、今では年度ごとの春の旅、秋の旅といった放送期間が終わってしまうと寂しく感じてしまうくらいの楽しみに。それまで火野正平さんに特別な興味を抱いたことはなかったけれど、当たり前ながら、この番組は氏(のキャラクター)なしには成立し得ない。な訳で、タイムリーな著書を。波乱万丈ゆえに考え方も独特で、必ずしも共感しかねますが、適度に枯れた「軽み」と反骨的な少年ぽさとの絶妙なるブレンドは、経験値のなせる業かな…2016/02/29
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