内容説明
作家 有栖川有栖の「ミステリEye」を通してみた 映画・日常・そして……阪神タイガース!!本格ミステリと漫才の密接な関係から、熱い猛虎ファンとしての試合分析まで多岐にわたるテーマが満載のエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuki
32
Twitterで偶然このエッセイの中に出てくる猫についての一文が流れてきて、とても印象的だったので読んでみることに。映画とミステリと虎党の日常。著作の中にも出てくる当時の飼い猫3匹の話が可愛い。時々現れる奥様の話もお可愛らしくていい夫婦だなぁ。胆石の話は読んでるだけで痛くもない肝臓の辺りを押さえたくなる。肝臓の辺りでいいのか?わからん。タイガースの話は丁度この頃に虎濃度の高いバイト先にいたので、周囲やテレビなどあちこちが熱かったな~と懐かしい気持ちに。私自身は阪神が勝ったら気分がいい程度の関西人だけどね。2018/03/04
まゆまゆ
25
毎日2,3編ずつ、お菓子をつまみ食いするように楽しみ、読了。なんと面白いエッセイ集だろう。読メを始める前に一度読んでいるので再読です♪ 1章は映画、2章はミステリを絡めた色々エッセイ、そして3章は、タイガース!! テンションが異常(笑) まさに猛虎ファンだなあ☆2017/04/03
紅はこべ
23
映画やミステリやタイガースについての雑感を雑誌や新聞に連載したものをまとめたエッセイ集。エッセイストとしては、有栖川さんはそれ程面白くはない。同じ文筆業でも、小説家としての才能とエッセイストとしてのそれは別物か。丸谷才一氏のように、両方読ませる人もいるけどね。2010/01/31
まめ
21
エッセイ集。2章の「ミステリーカフェ」が面白かった。別名についてのところや英語についてのエッセイなど、頷ける話題や笑ってしまう話題など盛りだくさんで満足です。「ネタバラシ」になると悪いかなぁ?と思うので感想はこのくらいに。2016/11/26
ミナコ@灯れ松明の火
18
10年以上前のエッセイなのに、あまりにタイムリーではっとするような箇所、多々あり。有栖川さんが怒りを向けていた10年前の社会の一片に対し、今でも同じ怒りを抱いてしまうことにまた怒り。10年で何も変わってないって何事か!と。対して、本格に対する熱い愛情は10年たった今でも変化がないことに、にこにこ。2011/07/25