内容説明
旅芸人の一座に拾われた、天涯孤独な娘・さわ。その一座が長崎で手に入れたのが、徳川家に献上されるために、シーボルト来日2年前に日本に連れてこられた駱駝だった。興行で背に乗ることになったさわだが、波瀾に満ちた旅興行はやがて、国を揺るがす事件に結びついていく。書き下ろし長編時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キャプテン
41
★★★★☆_「きゃぷ衛門とゆく時の旅フェア」【西暦1828年江戸時代─シーボルト事件編】日本の動植物の学名に「sieboldii」と入ることが多いのはなぜかご存知でござろうか。それは、鎖国時代の日本を無認可で調査し、その罪で国外追放となったシーボルト、彼の業績によるからでござる。間宮海峡と名付けたのも彼。彼が持ち出した物も多ければ、持ち込まれた物、動物もまた多い。シーボルトの余波を、小さな旅芸人一座と二頭の駱駝を通して眺めれば、江戸の世を生くる弱きものたちのつよさを垣間見ることができる。そして世は飢饉へ。2018/02/16
橘
4
読みやすい文章で、駱駝という非日常性にも物語が縛られることはない。人々が精一杯生きる風情は、時代を越えて胸を打つだろう。2016/01/10
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2
新聞の書評で絶賛されていたので買ってみた。読み易いし、もともと動物ものは癒されるしで、楽しめました。 ストーリーは、タイトルと地図、作中の元日光奉行のセリフで「なるほどそうかぁ」と感心してたんだけど、何かタイトルひとつですっかり引っ掛けられた感じ。どゆこと?2016/01/20
ねむりねこ
0
漢字の間違いや文章におかしなところが多々あって物語に集中できない。 さすがに登場人物の名前は間違えちゃだめじゃない?ちゃんと推敲したのかな。2016/01/24
のびすけ
0
前半はダラダラして面白くなかったが、後半は少し盛り上がった。2016/01/20
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