新潮文庫<br> 新選組おじゃる

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新潮文庫
新選組おじゃる

  • 著者名:高橋由太【著】
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 新潮社(2016/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101270692

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内容説明

沖田総司の命を狙う、新政府一のワルの正体は、岩倉具視だった! 総司と徳川家を守るため、岩倉が潜む江戸城に乱入する新選組。敵方率いる抜刀隊に負けそう……な危機を助けてくれたのは、ご先祖様のぬらりひょん! 江戸妖怪の総大将と共にオカマのお歯黒べったり、九尾の狐、ろくろっ首や唐傘小僧も参戦。城内で火を吹き剣を操り大騒ぎ。新人隊士・市村鉄之助の戦い、ついに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Falgorou

8
新撰組シリーズ完結編。色々突っ込み所はあるけれど、気にしなければ楽しく読める。個人的にこの勝海舟は好きだなぁ♪犬の五郎太、その後どうなったんだろう…(笑)。2016/03/24

Moeko Matsuda

5
三部作の完結編。戦闘シーンが多い分、これまでの二作よりは楽しく読めた。ただ、やはり登場人物の風呂敷を広げ過ぎている印象。幕末オールスターズになっているわりには、設定を活かしきれていない。せっかく時代考証や史実の調査などはしっかりなされているのだし、戦闘シーンの臨場感などはいい感じなので、普通の時代小説として新選組の話を書いてくれたらいいと思った。2015/08/30

カゲツナ

5
これで完結かと思うと寂しいね。鉄之助と犬のモモのコンビ好きだから。 新選組此処にあり!って感じの戦いもよかったな。異国の女処刑人と以蔵は似た者同士って感じだったな。 あ、犬の五郎太もいい。読み終わり、まさに『兵どもが夢の跡』な気分になりましたよ。 面白かったです。2015/08/03

makersat

4
江戸と明治の転換期にある本作では、人斬りの世が終わりを告げ、人を生かすことで未来に繋げる様が描かれている。江戸が殺伐としていて、明治が安穏としていたわけでは勿論ないが、一つの象徴として「人斬り」の終焉を江戸の終焉とし、国際情勢を生き抜く日本国の始まりとしたのだろう。なお、五郎太(犬)のその後だけが抜けていて気になった。ご老体のようだったから、時を置かずに天に召されたと予想されるが、他の者達同様、ある種の幸福の中で逝けたのならばいいと願う。妖怪や幽霊が最後に活躍していたのが嬉しい。由太先生らしさを感じた。2015/08/13

chatnoir

4
新八さん、良い所をかっさらったなぁ...もう出てこないのかと思った(笑)そして、あんまりもののけもおじゃる様も必要なかったのでは...沖田総司と勝海舟と岩倉具視で十分だったと思うけど。そして、市村君、そんなに長生きできなかったはず。土方さんの飯炊き女になりたかった○○さん...なんだか切ない人生だね。2015/08/03

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