内容説明
「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校したド田舎。そこは何と、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった!村を治める一族の娘・真夏と、喋るカエルに出会った僕は、知恵と知識を見込まれ、外来種のカエルとの相撲勝負を手助けすることに。同時に、隣村で死体が発見され、もつれ合った事件は思わぬ方向へ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
167
相撲好きの両親に小さな頃から相撲道場に通わされ主人公。体格に恵まれなかった主人公が、交通事故による両親の死をきっかけに叔父の住む田舎の村に引っ越したところ、、、そこは相撲によりその年の豊作を占う相撲の村。相撲から離れられると思った主人公には受難の日々が続く。。と、いう展開から相撲好きの神様まで出現。そのうち村で死体が発見され、、と、ミステリ要素はあるものの、メインは相撲。予想外の驚きを持たせてくれる展開はさすがでした。2016/01/26
ダイ@2019.11.2~一時休止
139
相撲好きなカエルが神様の村に引っ越した主人公がカエルに相撲を教える事にって話。最後は青春小説って感じになって面白かった。殺人事件はおまけ?。2016/02/19
ひめありす@灯れ松明の火
124
沙翁も吸血鬼も登場しない、昔話と虚構の丁度真ん中位の世界。利発だけど何処か捉えどころのない細波のような少年が、全ては「企業もとい家業秘密です」な美少女とのボーイミーツガール。Sukoshi FushigiならぬSugoku Frogでした。端から見たら酷く可笑しい世界なのに、登場人物たちが案外普通というよりむしろ淡々と至って真面目な顔して議論しているのが如何にも城平さんでした。そして、皆で末永く幸せに暮らしましたで終わるとてもよいラブコメでした。蛙と相撲と異種婚姻譚と名探偵殺しとこれだけで幾らでも語れそう2018/04/08
さばかん
112
切望に待望を重ねていた城平京の新作小説。 発刊レーベルの性質上、軽いタッチのお話になっている。 愉快なカエルの神様と恵体女子中学生と優男と相撲とトランク詰め死体が入り混じった神話な物語。 世にも奇妙な神様が男女の縁を結ぶお話。 それにしても不思議な村があるんだなぁ……。2016/02/10
ももたろう
106
城平京さん初読み。読み終わるのにけっこう時間がかかったなぁー…大きい女の子と小さい男の子のお話しというと「ザ・かぼちゃワイン」を思い出す(^^)テレビで「撞木反り」見たばっかりだったから相撲の技の所はイメージしやすかったです。最後のかえる様のネタばらしで真夏の言動が一気にかわいくなってニヤニヤが止まらない。動揺する文季も微笑ましくて、このふたりがこの後どうなるか気になります。口付けの感触の所とかえる様の花嫁の真実のところは苦手でした(>o<)鳥野しのさんの表紙イラストも良いですね。作品読みたくなりました。2016/03/09
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