内容説明
ストレスが増える受験期に、突然うつ病を発症する人が急増している。中学受験ではもちろん、高校受験や大学受験でも頻発しており、受験生専門外来の私のクリニックには、勉強が手につかなくなった多くの受験生が来院している。うつで人生を狂わさないために、受験生本人が、家族ができることは何か。また、脳機能から考えたストレス管理や効率の良い勉強法もまとめた、うつ病の有無を問わず受験を控えたすべての方に必見の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
万葉語り
37
受験を控えたふたりの息子が、大笑いしながら巻頭のチェックリストを見ていた。やべぇといいながら。受験当日の心得とかは割と参考になるかも。腕を上げるとか手のひらをもむとか、教えてあげようと思った。2016-622016/02/28
ぶ~まっくす
5
娘が中学受験するので参考にできることがあればと読んでみた。息子も中学受験経験者なので気をつけないといけないかな?と思った。母親の関わりが大切なこともわかっているが実行できてないな。最後1年、がんばろう!2016/02/23
ちぇけら
4
塾の講師として、受験前の生徒への声かけはその生徒の合否を左右することにもなるために購入。受験期の生徒のメンタル面に着目しており、そちらがわからのアプローチも重要なのだと認識。母親の影響が大きいとのことだったが、講師として影響力をそれなりに持っていることを自覚して取り組んでいかねば…と思わせられた。所々に豆知識的なコラムもあって参考にさせてもらおうと思った。2016/02/01
TOMTOM
3
受験うつになると、将来的にもうつ病になりやすい、と。注意したい親の関わり方のポイントや、子どもへの声のかけ方、寄り添うことの大切さなど、折に触れてたまに読み返します。2015/12/21
とうてん
2
なるほど 受験というものは自分の能力がダイレクトに映されてしまう。それが自己愛とぶつかって受験うつが発症すると。確かに受験は余程、努力しない限り思い通りにいかない。そうして作中の体験談の通り追い込まれて脳の機能が低下してしまうことがあるということが知れてよかった。第6章の情報も有益だった。2019/02/07