花に問ひたまへ

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花に問ひたまへ

  • 著者名:さそうあきら【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 双葉社(2016/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575846713

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内容説明

「僕が触れるところ、すべてそこが世界になる」。生まれつき目の見えない青年、一太郎はそのハンデにめげることなく、明るく穏やかに生きる。人生何をやってもうまくいかない、少々厭世気味の女の子、ちはやはある日、駅のエスカレーターで一太郎の白杖をあやまって蹴り落としてしまう。ふたりはやがて心のすき間を埋め合うような仲に…。見つめあえなくても確かな繋がりがそこにある。漫画界の名匠、さそうあきらが描く切ない恋愛物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

231
目の不自由な人が主人公で終始苦しい話が続いたが、最後にその苦労が報われていく様が感動した。ちはやとの関係が良かった。2017/07/02

ぐうぐう

16
さそうあきらの漫画は、いつも優しさに溢れている。同時に、現実のシビアな問題をきちんと配置し、ここが私達が住む世界と同じだということを忘れさせない。そういう意味で言うと、最新作『花に問ひたまへ』は、善意への肯定がこれまでの作品と比べると、やや強いように感じられる。優しすぎ、温かすぎる登場人物達に正直、戸惑いも覚える。それでいて、これを都合よく寓話と割り切って読んでもらおうとさそうが思っていないことも伝わってくる。そんなさそうの誠実な想いが、ここも私達が住む世界と同じだと、やがて思い出させるのだ。2015/08/15

MH

6
「無垢な存在」と「世界」との出会い、を主題に描かれることが多いと言われるさそう作品。しかし、本作の主人公は生まれついての無垢というわけではなく…。聖性をも感じさせる純粋さと、人間の業というか心の闇の両方が描かれているのがこの人の漫画のいいところ。必ずエロが含まれていることも。ただしストーリーをまとめることに重きを置いていないか、得意ではなさそうなので、そういう点を重視する人には物足りないかも。絵が下手と言われることが多いのですが、人の感情・表情を非常に上手に表現される方だと思う。2015/09/29

kenitirokikuti

5
TSUTAYAでレンタル。掲載(配信)がKindle版のアクションだったそうで、このタイトルを知らなかった。さそうあきら作品を読むのは、『コドモのコドモ』以来かもしれない。やや「ふれあい」っぽさを感じさせるムードだが、河川敷の描写がとても印象で、おざなりさみたいなものはない(もとから、そういう作風だけども)2017/06/30

つばぶぅ

4
綺麗なお話すぎて合わないってこともたまにある。卑屈になったり人を蔑んだり、しないほうがいいのはもちろんだけど、もう手遅れなんですよ…。それともそんな出会いがあるのだろうか。人間力、か。2015/08/14

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