内容説明
システム開発プロジェクトの終盤で要件の追加や変更が頻発した、あるいは開発したシステムが十分に使われない。要件定義が失敗すると、しばしばこんな事態に陥ります。
要件定義が失敗する大きな原因の一つは、ユーザーの要望をそのままシステム要件にすることです。ユーザーの要望は個人の意見にすぎず、それを基にすると、有効な要件の抜け漏れが生じたり、不要な要件が抽出されたりします。
要望の中から不要なものを排除し、抜け漏れが生じている有効な要件を充足するには、「目的思考」と「デザイン思考」による要望分析が欠かせません。本書では、目的思考とデザイン思考を軸として、要件定義の考え方や進め方、必要なスキルを基礎から解説します。さらに演習問題を盛り込み、実践力を身に付けられるようにしました。
要件定義の経験が少ない方から実践力を磨きたい方まで、「SEの参考書」として必読の一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nrk_baby
6
要件定義勉強中。2016/04/26
鰍メバル
2
この2つの思考方法はシステム開発に限らず、本当に価値ある対策(対策という名の要望)なのか、他に抜け(もっといい対策)は無いのかを考えるのに最適であることがわかった。2017/05/09
YUJIRO
1
担当者からの要望を単に実現するだけでなく、「なぜ」を繰り返し、その目的を意識することで、効果的で実際に使ってもらえるシステムを構築することができる。ついつい目の前の課題を単純に解決することに囚われてしまいがちなので、何度も読んで、今後気を付けていきたい。2019/02/08
kura
0
適当に買ったけど腑には落ちやすかったかな。ステップとか手順が細分化されすぎで若干理解しにくいのは難点かも。2017/01/08
susue
0
20002016/07/13