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内容説明
アジャイル開発の核心ともいえる「レトロスペクティブ(ふりかえり)」について実践的に解説し、高く評価されている原書Agile Retrospectives: Making Good Teams Great(2006年7月発行)を翻訳。
チームの状態を点検・改善してプロジェクトを成功に導くレトロスペクティブの方法を具体的に詳解する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Thinking_sketch_book
11
★★★★☆ レトロスペクティブを改善したい人には実例や注意点が分かりやすくて良い。初心者にはあまり向かないと思う。少しレトロスペクティブを実施した経験がある人にお勧めです。振り返り関連の技術を深く理解しようとすると技術者にとって感情が大きな推進力のファクターになっていると思う。このレトロスペクティブには感情面の振り返りも考えている事が非常に興味深かった。2014/07/16
も
3
前半はふりかえりにおいて大切な事が書いてあり、後半はふりかえりの方法集だ。これからふりかえりのリーダーをやろうとしている人は、この知識があるかないでスタートラインが結構違ってくると思う。2020/09/05
Neuroticism
2
テーマは、チームでの振り返りの方法。イテレーションごとのプロセスとチームの関係性の改善のための手法が紹介されていた。改善のための真の最適解を追究するよりも、チームの合意や時間内で結論を出すことを優先する。この方針は抵抗感があるが仕事なら仕方ない。自分が携わった案件では提案段階だったが、チームの状態もプロセスの振り返りもなかった。チームの状態はどれほどQCDに影響するのかは未知だが、心理的には信頼関係がある方がストレスが少なそう。レトロスペクティブの実践を個人的にでも、興味のある知り合いとでもやってみたい。2023/02/07
ねんまに
2
ふりかえりとは概してつまらないもので、なんとなく必要なのかなとは思いつつ義務的にやってるチームがほとんどかと思います。それを上手くやる手法が少しでも学べたらと手に取ったのですが、なんというかチームメンバーが最初からふりかえりにポジティブな前提で全てが書かれているので、まずそのテンションに持っていくことが出来ないので、ここに書かれてる多彩なアクティビティもまず実行に移せないのですが…と絶望してしまいました。2020/05/07
monotony
2
アジャイル開発における「ふりかえり」の手引き書。時間配分などかなり詳細に設定されている印象。まったくこの手の活動経験がないチームに、本だけ読んだ人が、さぁやりましょうというのはなかなかハードルが高い。やはり経験豊富なファシリテーターがサポートする前提なのだろうか。個人的にはそうしたいのだが、コンサルはただではないし、そこの部分の理解が得られないのが悩ましい。まずはKPTの徹底かなぁ。2016/01/24