内容説明
インドから西域に伝わった仏教は、中国、朝鮮、日本へと東漸し、それぞれの地にしっかりと根をおろした。仏教伝播の道筋には、敦煌や雲岡の石窟をはじめ仏教文化の遺産が数多く見られる。また仏教伝播の立役者は、仏図澄(ぶっとちょう)、法顕(ほっけん)、玄奘三蔵ら布教・求法(ぐほう)に燃える僧たちであった。今なお残る史跡や文物、伝道僧の事績に光を当て、仏の来た道をたどり返す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
影実
2
積読本。インドから中国、そして日本へどのように仏教が伝わって来たかを、主に年代別、宗派別に解説している。道中の都市や遺跡、仏閣、霊峰、仏教以外の中国の宗教の影響などにも触れられており、仏教伝来の様子を立体的に理解できる。法顕や鳩摩羅什、鑑真など教科書では軽く触れられるだけの人々が、いかに苦労して教えや経典を求めて活動したのかが分かり、その想いの強さに圧倒される。95年刊行、2003年に講談社学術文庫で再刊行された書籍なので内容や表現は少々古め。また、ある程度の知識がないとちょっと読み辛いかもしれない。2022/09/25
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