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内容説明
大ヒット映画『花とアリス』の前日譚を、『ニッケルオデオン』道満晴明氏がコミカライズ!
転校生のアリスは、クラスの不穏な雰囲気にとまどっていた。
このクラスでは去年、殺人事件があったという。
殺されたのはユダ。
事件の真相を調べるアリスは、当時を知る引きこもりのハナと出会う。
そして、“ユダの4人の妻”ひとりひとりのもとを訪れ、謎につつまれた殺人事件の核心へと近づいていく……
岩井俊二監督による初の長編アニメ映画『花とアリス殺人事件』を、
『ニッケルオデオン』の道満晴明がわりと自由にコミカライズした異色作。
謎と友情の物語、そのマンガだけの結末をどうぞ見届けてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
94
映画の「花とアリス」は鑑賞済。でアニメ映画の「花とアリス殺人事件」は未見。でもそういうことは一切置いといて一冊の漫画として面白かった。肝心の殺人事件より不思議なことが起こってたりするのに、緩やかな日常が流れていく奇妙な感覚が良いです。リアルからちょっと浮遊しているのが気持ちいい。ラストの後味もいい。映画の方は観ていないのではっきりとはいえないけど、このへんは漫画家さんのセンスでしょうね。ということで近々映画の方も見てみましょう。乙一の小説版も気になるなあ。2015/10/31
exsoy
36
原作未読。映画化もされていたような。絶対原作と違うだろうな、ってところが随所にある。結局ムーちゃんは何だったの。2021/02/21
G
28
岩井俊二と道満清明。紅茶と塩酸のような組合せ。なのに気付いたらレモンティーになっちゃったみたいな感じ。 「花とアリス」は目茶目茶好きなのに「花とアリス殺人事件」はまだ鑑賞していない。なのでコミカライズはアニメを観てから、と思ってたが道満清明ということで我慢できずに購入。 岩井俊二の美しさは残しつつ、道満清明の静かな狂気は健在。纏まった不思議少女冒険譚になっている。 岩井ファンならニヤけるキーワードも入っていて、ちょっと嬉しい。 スケキヨは岩井俊二がリスペクトする市川昆へのオマージュか。 アニメ観なきゃ。2015/10/27
片瀬
15
転校生巻き込まれ系ミステリといった感じです。ってか、普通の道満漫画だコレ。原作の映画観てないんですけど、イケメンが必ずホモだったり、美少女が激太りしたり、呪文「アナフィラキシー」が「穴開きし」だったりするのはヤツの仕業としか思えません。その後、帯に「岩井監督も黙認!?わりと自由なコミカライズ!」とあるのを発見してほっとしました。道満晴明好きな方は超オススメです。2016/03/12
十六夜(いざよい)
13
読めないことはないけど、あまり説明無くびょんびょん話が進むので、きっとちゃんと面白く読めてない気がする。そして"道満晴明"という贅沢な名前の漫画家さんにも最後まで慣れきれず…。小説版は乙一さんらしいので、そちらに挑戦してみようかなぁ。2019/06/21