内容説明
本書は複雑なインターネットルーティング技術をわかりやすく説明した書籍。教科書として初学者が安心して学べるように、図や例を多用しながら体系的な構成と一般的な用語を用いて解説するもの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
5
ネットワークのお勉強。宅急便の例えが面白い。AさんがBさんに小包を届ける場合、AさんがBさん宅への道順を知っておく必要はない。小包はコンビニ⇒集荷センター⇒Bさんの地域の宅配事務所とバケツリレー式に移動する。Bさん宅周辺の道路地図を知っているのはBさんの地域の宅配事務所だけでいい。ネットワークも同様で、データの小包(パケット)はルータという機械でバケツリレー式に送られるのだが、次に誰に渡せばいいかを決めるのが「ルーティング」。本書では、ルーティングプロトコルとして、RIP、OSPF、BGPを説明している。2013/09/08
じゅん
2
マスタリングシリーズは非常に分かりやすくICT技術について教えてくれるが、本書も優れた一冊だった。RIP、OSPF、BGPをそれぞれ詳しく掘り下げたあと、最後にVRRPについて触れるあたりが奥ゆかしい。これまでIPAの資格のために学んでは来ているものの、どうしても「こう聞かれたら、こう答える」というテスト用の知識になりがちであったため、その点を本書で補えたことは今後必ず役に立つと感じた。それにしても、こういった合理的な仕組みを考え出した先人達は本当に天才だったんだなぁと思う。2019/08/15
ますみ
1
主にBGPについて知りたくて読んだ。OSPFを飛ばし読みした。ルーティングの設定や運用のイメージが少しできるようになった。2021/08/22
モンジー
0
わかりやすいし、詳しい。 パケットフォーマットまで載っているのがいいと思う。 かゆいところまで手が届く本。2015/07/13
myknek
0
本書はルーティングの基礎、RIP、OSPF、BGP、VRRPの5章から構成されている。 内容はエントリーレベルの印象だが、ルーティングの基本を抑えるという意味では最適かもしれない。 CCIEを目指す上で知識の底上げ目的で購入したがOSPFやBGPの理解は深まったと思う。2015/06/25