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内容説明
『失敗の本質』から30年。「偉大なる平凡人」にして連合軍の最高指揮官・アイゼンハワー、天才政治家・チャーチル、策士の大統領・ルーズベルト……多士済々の知略と努力が第2次大戦の活路を拓いた! 20人のリーダーたちが織りなす「戦場の意思決定」の軌跡。経営学の世界的権威が語る「危機の時代」のリーダーシップ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
84
野中さんが初期の頃にまとめた「失敗の本質」が日本の軍隊の失敗の事例をもとにしているのに対して、これは連合軍の「ノルマンディー上陸作戦」の成功原因を分析しているものです。読み物として非常に面白く意思決定論の勉強にもなると思ますが、長いスパンで考えていることが成功につながるような気もします。最後の章で書かれている六つの能力で構成される実践知が著者の言いたかったことなのでしょう。2015/07/09
Kiyoshi Utsugi
32
大きくは ・敗戦の教訓 ・リーダーの選定 ・戦いの現場 ・決断の本質 から成っています。 最後の「決断の本質」では、 ・ノルマンディー上陸作戦の戦略論 ・アイゼンハワーのリーダーシップ が書かれているにで、時間のない人には、ここだけでも読むと良いかもしれません。 ノルマンディー上陸作戦には、ルーズベルト、チャーチルといった政治家からアイゼンハワー、マーシャル(後にマーシャル・プランで有名になった)、パットンといった軍人など多くの人が関わっていますが、彼らのリーダーシップについても書かれています。2023/01/26
みき
26
戦略論、歴史読物どちらとカテゴライズしても良書。序盤は人にフォーカス、中盤は戦記物、後半はリーダー論。どこを読んでも面白い稀有な本。個人的には戦記物の中盤がお気に入り。いかにしてdデイを迎えたか、いかにしてdデイのあと戦争が集結されたかを詳細に解説しています。副題にリーダーシップとあるように指揮官とはどうあるべきかとあるように基本的にはリーダーシップについての本なのでしょうが人によって色々な読み方ができると思います。2022/04/16
Syox
25
ノルマンディー上陸作戦やバルジの戦いが、如何に戦略を練って行われていたのか、またこの戦いを通して各リーダーが如何なる対応を取り、戦いの勝敗が決まったのかを知ることが出来ました。 リーダー足るものに必要な資質や教訓についても学べる良い本でありました。 2025/03/30
Hidetada Harada
24
難しかったぁ〜!物語に入り込めなかったので理解は薄いのだけど、それでもいくつか学びはありました。①リーダーの役割は最善の決断を下すこと。②リーダーシップというのは、目標を決めて土俵を準備し実行する所まで。言いっ放しではない。③丸暗記も大切。④文脈力(パターン認識)の大切さ。⑤地道な努力の大切さ。いつか再読する日が来るかどうかは分かりませんが、次はもっと消化出来る様になっていたいです。2020/05/16