文春学藝ライブラリー<br> 真田幸村

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文春学藝ライブラリー
真田幸村

  • 著者名:小林計一郎
  • 価格 ¥1,119(本体¥1,018)
  • 文藝春秋(2016/01発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784168130540

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内容説明

2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』の主人公、真田幸村。その唯一の決定的な評伝。

もっとも知られた武将でありながら、名前さえ確実な史料に残っていない真田幸村。その謎に満ちた生涯を、信濃を拠点とする郷土史家が、真田家の歴史をふまえて、丁寧に追った唯一の決定的評伝。家康をあわやのところまで追い詰めた英雄の実像が明かされる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

15
信頼性の高い現存史料読込みと、当時の情勢も考慮した現実的解釈によって、謎の多さが伝説に置き換わってもいる武将・真田信繁の等身大の姿とその戦いを詳らかにしている好著。簡潔で読み易くも、同時に大いに感情移入してしまう独特な文章だった。文中引用される大坂在陣中に肉親や知己に宛てた彼の手紙は、その心情を慮って読めば思わず目頭が熱くなり胸を打つ。伝説はさておき、やはり人格・軍略とも卓越した武将だったのだと改めて感じた。本シリーズは文庫ながら少し値が張るが、昼食代を回しても読んで損の無い、価値ある作品が多いと思う。2016/11/15

叛逆のくりぃむ

12
 真田昌幸の次男であり、信之の弟でもある真田左衛門佐豊臣信繁(真田幸村と俗称)について描かれた古典的評伝であり、世人の評価も高い。語り口が物語調であり、この手の歴史的読み物としては読みやすい部類。少ない史料から真田信繁の実像を闡明にしている。2016/10/04

まほろば

2
上方講談師・旭堂南海先生ご推薦の「真田幸村」読本。 著者小林先生は真田幸村をかくも虚像化したのは講談師であると結論づけてます。本書もさることながら、高橋圭一先生の「解説」にも注目。史実と文学と講談(芸能)の違いを的確にそして解りやすく示してくれています。2015/10/25

総兵衛

0
「真田幸村」の実像に迫った著作で、真田氏と信繁を知るに分かりやすいものです。但し、本書は初版が1979年とあるので、例えば平山優『真田信繁』(2015年)を合わせて読むと、より詳しく知ることが出来ると思います。 本書では、幾つか文書の意訳が掲げられており、信繁だけでなく、時代を生きた人の意識なども感じられると思います。2021/08/31

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