ラスト・コード

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ラスト・コード

  • 著者名:堂場瞬一【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 中央公論新社(2016/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122061880

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内容説明

豪奢な一軒家で、執拗に切りつけられた惨殺体が見つかった。渋谷中央署の刑事・筒井は、被害者の娘・美咲と署へ向かう道中、何者かに襲われる。だが、警察上層部から圧力がかかり、襲撃事件は揉み消されてしまう。孤立無援となった筒井は、探偵の小野寺冴とともに調査を始める。警察内部の「事情」、襲撃者の目的は――? ノンストップ・アクション・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

117
「バビロンの秘文字」を読んでのさかのぼり読書です。主人公二人が今までにないコンビのような感じでどのようにしてそれが生まれたかということで読みました。刑事になったのは遅い主人公と殺された父親の娘が保護がないままに放置されて様々な困難に遭遇します。最後は決着つくのですが警察内部の対応についてあまりすっきりした終わり方ではないように感じました。2019/10/04

のり

87
医療分野の研究者が殺され、14歳の一人娘はアメリカのスクールに籍をおく超天才で超生意気。帰国後に彼女と行動する「筒井」は署へ向かう間に襲撃される。敵の姿は見え隠れするが、本質が中々見えない。警察内の曖昧な態度。各方面からの圧力・交渉の手札。あまりにも事が大きすぎる。筒井も大人しくしているタイプではない。助っ人に現れたあの「鳴沢」に対しても言う事はいう。孤立と孤独の二人にも手を差し伸べてくれる人達はいる。きっと大丈夫だ。2020/01/08

じいじ

84
 またまた、堂場瞬一の懐の広さを感じた。「アナザーフェース」など、これまで読んだ警察小説では味わえない、エンターテイメント色の警察小説です。45歳の一人暮らしの研究者が一軒家の自宅で殺される。家族はアメリカ留学中の14歳の娘。その娘の帰国を出迎えた新人刑事の車が帰路襲撃に遭うのが最初の謎。襲われる理由は?ターゲットは刑事なのか?娘なのか?警察への疑心暗鬼は膨らむ。犯人とのカーチェイスはアメリカばりの迫力に思わず笑いが…。表題通り、最後にコード=暗号が解き明かされる。新人刑事の必死の逃亡劇は痛快です。2016/02/09

優希

54
アクションが多いので、ハラハラさせられます。筒井がボロボロになりながらも美咲を守ろうとした姿も格好良い。面白かったです。2021/01/21

むっちゃん✿*:・゚

52
初読みの堂場さん。わりとサラサラと読了です。逃げる逃げるの主人公と天才少女、監視するキャリアの人達、隠れもせず堂々と奇襲をかけてくる中国人。誰にも感情移入出来ず、ただただ気になる『鳴沢了』という刑事と『小野寺冴』という元刑事で現在探偵の女性(笑)堂場さんの作品をもっと読んでいれば楽しいんだろうなと思います(笑)2015/12/18

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