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内容説明
ポーリーンは森に住む暖炉の妖精。いつも怒鳴り散らしてばかりいる、大喰いの老魔女・バーバと二人暮らし。そんなある日、王女にかけられた「呪い」の謎を探るため王国から調査団がやって来て………!? “不可思議”の名手・つばなが贈るキュート&ストレンジ・ワールド!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
11
『第七女子会彷徨』のつばなの童話風ファンタジー。 つばなといえば、日常の中に侵食するSF(すこし不思議)を描くのが上手い作家だが、本作はファンタジーなので、「不思議」は出し放題。本領発揮できる分野だろう。だが、不思議の世界で不思議があっても特に不思議さは薄れてしまうので、日常と不思議がうまくマッチングした「七女」の方が傑作だったかも。これはこれでいいけども2021/05/22
紫雲寺 篝
8
ポーリーンは森の魔女バーバと暮らすホブゴブリン。バーバの食べ物を探して森を歩き回る毎日。だんだんと登場人物が増え、ポーリーンとバーバの秘密が明らかに……!?短編連作系。途中からしっかりと続きのある作品になっていく感じ。独特の雰囲気がありながら読みやすく、しっかり話が作られていて面白い。でも人外キャラは気持ち悪いものも多く、この可愛いキャラクター達とのミスマッチさが、より話を浮き出している様な感じがする。イモージェンの主だけは謎だ……。どの話がのちのストーリーで重要になるかわからないのも良かった。2016/06/10
あさひ
7
丁寧に丁寧に描かれたおとぎ話。素敵なの話でした。2017/09/11
ささやか@ケチャップマン
6
舞台がまんまファンタジーで、つばなのファンタジーワールド全開というべきか。黒い設定を下地にしつつも描くものはほんわかしている。なんでも食べるいつも怒鳴り散らす魔女と魔女に使える暖炉の妖精ホブゴブリンのお話。まさかそういうふうに転がるとは予想せず。そして真の巨悪は表舞台には立たずただそこにあり続ける。2015/12/28
ゆり
5
表紙のかわいらしさのイメージで読みはじめたら結構ダーク要素もあり、でもちょっとくせになりそうな独特のおとぎ話ワールド。ホブゴブリンの少女ポーリーンとイモージェンのふたりがとにかく可愛い!主がグロテスクでもこのふたりの可愛さにはくもりがない。王女様の真実のからくりが明かされる展開はそうくるとは思っていなくてどきどきしました。マリーとポーリーンの主従も可愛いです。2016/02/14