内容説明
自分の棋力に合わせて挑戦できる３手詰問題集
将棋上達の一番の近道は短手数の詰将棋を繰り返し解くことだと言われます。本書は、将棋世界不動の人気連載「あっという間の３手詰」から180問を厳選し、新たに全問解説を書き下ろしたものです。本書には級位者の方から有段者の方まで、誰でも取り組めるような工夫がしてあります。 腕に自信のある方は問題図だけ見て詰み手順と変化手順を読み切ってください。それでは難しいと思った方はヒントや選択肢を見て、あらためて考えてください。さらに、それでも難しいという方は次のページをめくってください。初手が指された途中図が書かれていますので、そこから考えてみてください。
また、本書の問題は取り組みやすいよう、玉の位置に応じた出題順になっています。まずは考えやすい一段玉から、最後は中段玉の問題に挑戦してください。問題には全て難易度がついています。棋力にあった読み方で繰り返し挑戦することで、必ず読みの力、将棋の地力がついていくはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そり
16
森信雄七段が引退されたので、その記念に購入。将棋世界の「あっという間の３手詰」から選出された問題が収録。主観だけど、あっという間ではない。著者の作品は、盤面を広く利用し、華のある手順が印象に残る。実戦で頻出するというよりは、将棋というゲームの可能性を重視したアート寄りの傾向があると思う。選択肢が多く、３手詰めにしては難しいけど、ヒントと候補手がのっているので、サクサク解けてリフレッシュになった。見ないで解けば、閃きをより楽しめるはず。▼対局に弟子の指導に教室経営など、長い間ほんとうにお疲れ様でした。2017/07/24
