内容説明
大阪出張の帰途にあった小梶鮎子は、真鶴の海岸付近で男が崖から突き落されるのを車中から目撃した。墜落死した男は目撃者の父親、小梶美智雄であったという驚くべき事実が後日判明する。鮎子はまったく偶然に父親の死を目撃したのか。被害者は多額の生命保険に加入していた。異常な死の背後を追及する本格推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はんげつ
3
列車の窓から娘が父親の墜落死を目撃するという秀逸な冒頭から始まる。心を掴まれないわけがない。それが保険金詐取を目的とした殺人なのかどうかを保険調査員が調べていくという探偵役の設定もいい。ゆっくりとだが着実に事件の構造が深まっていく過程、最有力容疑者への到達と同時に立ちはだかる鉄壁のアリバイ。もう大好物です。自殺としか思えない第二の事件のトリックは、盲点をつきながらシンプルかつ効果的なものですごく感心した。第一の事件の方は成功率低ない?とは思うものの、しっかりと伏線は張っていて手落ち感はそれほどない。2019/06/20
nbnra
1
短めの作品ながら、作中で提示されるアリバイトリックはなかなか巧妙で興味深い。2010/10/03
kanamori
0
☆☆☆2011/11/10
アルゴン
0
★★★★ よくあるサスペンスものといえばそれまでですが、これが自分が生まれる前に書かれたと思うと伏線の緻密さや動機の複雑さに感嘆してしまいます。当時としてはだいぶ先駆的だったんでしょうね。2015/06/14
wm_09
0
なるべく予備知識なしで読んだほうが良かったか。擦れた読者にも通用するかは分からないが。調査で判明してしまうのは残念だが、プロットの組み替えの手際はきれい。(稲)2010/05/07




