内容説明
共感を呼ぶ言葉と物語を紡ぎ出す技術を学べる本
多くのリスナーの共感を呼び、コンペでの採用率を上げるための作詞法を学べる本です。本書ではまず、「目線」と「発想」を「拡大」することで、キーワードやシチュエーションをあらゆる角度から描く力を身に付けます。これにより、作詞家に必須の想像力を向上させ、ストーリーの選択肢を格段に広げることが可能となります。次に、この技術を複合的に使用して、与えられたテーマを共感性の高い物語に発展させる手法を紹介します。いわば、「あらすじ作り」の練習です。さらに、このあらすじを歌詞に置き換えていく際に必要となる「キャッチーな表現力」も磨いていきます。その後、実際の作詞の工程をつぶさに紹介することで、歌詞としてどのように仕上げたらいいのかを丁寧に解説していきます。シンガー・ソングライターからプロの作詞家志望者まで、幅広く活用していただける作詞本です。
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目次
■序章 作詞を勉強する前に知っておいてほしいこと
■第1章 目線の拡大
■第2章 発想の拡大
■第3章 物語の描き方
■第4章 キャッチーな表現を生む方法
■第5章 歌詞の書き方
■第6章 仕上がりのチェック方法
■第7章 プロに学ぶエトセトラ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hammer.w
9
新曲作成のため、1ヶ月ぶりに読み返しました(笑)「目線と発想の拡大」。う~ん…前より難しく感じました。答えがないからか、イメージを追いすぎているからか。歌詞を書きながら、そして書き終わった時に読むと良いと思います。修行修行♪2016/02/05
Hammer.w
9
初めて作詞に関連する本を読みました。『作詞とはこういうもの』という先入観を見直せる機会がこの本に書かれています。綺麗な言葉や比喩を多様、良いことばかりでないリアルな言葉が自分に寄り添ってくれる…表面的でない歌詞(物語、人生)を表すことは難しいです。2016/01/04
無理無理無理
3
● 構成: 理論編(7割)と実践編(3割)。 理論編 →「目線」と「発想」を広げる方法、物語の生み出し方、キャッチーな表現の生み出し方について解説。 実践編 →著者が実際に歌詞を書きながらそのプロセスについて解説、仕上がりチェックの方法について解説。 ● 感想: 理論編 →特別目新しい情報はありませんでした。 実践編 →素晴らしかったです。テーマ設定→主人公の設定→リスナー設定→物語のあらすじ作成→歌詞に落とし込むまでのプロセスが非常に分かりやすく、これならできるなと自信が湧きました。2017/12/21
たけ
3
メロディの言葉を載せる「作詞」のテクニック本ではなく、作詞を行うためにまず必要な基本理念としての目線と発想を説いています。後半は実際に作詞する様子をなぞっていて、非常に良い構成です。作詞後の確認観点ものっていて良い。本書の内容から取り入れるものを取り入れて、自分の作詞スタイルを見直したい。2017/07/31
このこねこ@年間500冊の乱読家
1
⭐⭐⭐ 作詞も理論だわ…… 自分と相手などの視点の切り替え 連想による言葉の言い換え 共感性の高い表現 などなど。 普通にツイッターでも使えそうな内容でした。2019/10/10