角川新書<br> 「忙しい」を捨てる 時間にとらわれない生き方

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角川新書
「忙しい」を捨てる 時間にとらわれない生き方

  • ISBN:9784040820590

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内容説明

日本人はよく「時間に追われる」と口にしますが、目の前にあるのは瞬間という存在だけ。時間とは瞬間の積み重ねに過ぎません。初期仏教の長老が、ブッダの教えをもとに時間にとらわれない生き方について伝えます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

19
人間は自分がいつまでも生き続けると思っている。人がしに悲しむが自分がしぬとは思ってもいない。故に物事を後回しにし怠惰になる者もいる。自分自身が明日にでもしぬかも知れないならば、今、この瞬間を疎かには出来ない。今を生きる。それが印象に残った。2023/08/25

テツ

17
仏教的な視点から説く時間論。本来この世界は時間なんていうものに細かく区切られてはいない。人間が自分たちで作り上げた区切りのための目安として存在する時間。より楽に人々が生きるための発明でありテクニックであった筈なのに、それに縛られ苦しむようでは何の意味もない。常に動き続ける無常な世界に生きているということに気づき意識して、過去にも未来にも縛られることなくただただこの瞬間に全身全霊を込める。そうした姿勢だけがぼくたちを時間という自縄自縛から解き放つ。2020/07/26

ネクロス

14
自分も割りと怠惰な方だが、「進化」を望んでしまっている。変化を受け入れ、変化を加速し、「自己(これ自体が勘違いでもあるが)」の望む方へ。 さて、頑張ってみますか。2016/02/25

nizimasu

8
しばらく大乗の本ばかり読んでいたのでバランスをとるべく上座の長老の本を読みます。著書も多いので重複はやむを得ませんがここでも無常の概念から時間を読み解くという内容から死の問題、寿命について語ります。このあたりはまさに仏教特有の考え方でなかなか人間の生理的には受け入れにくいが仏教では体系だっているのですっと中身がわかります。後半では無常の中では保守主義が怠惰に繋がるとして現代の日本社会がこのまま退化して滅びるのではないかと指摘する。知の劣化も嘆いていてある種のアニマルスピリッツの勧めのようで感動的ラストです2016/01/16

復活!! あくびちゃん!

7
部分部分で見ると良いことも書いてあるのだが、結構な割合で「??」な記述も多い。仏教から見た時間論の本として期待はしていたのだが、他の仏教の類書を読んだ方が良いと思います。残念!!2022/12/13

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