内容説明
医療過誤や医療訴訟が続く昨今、医者と患者はしばしば対立するが、本来は同じ病気に立ち向かうパートナーである。お互いの事情を理解しあえば、医療はもっと良くなるはずだ。妻の乳がんによって「患者さんのやるせなさが身に染みて分かった」と語る著者は、自身が院長を務める病院で、さまざまな試みに着手して いる。日本を代表する心臓外科医が考える「理想の医療」の姿。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
35
とても正直に御本人の本音を語ってくださっていると感じました。ご自身の奥様の闘病の事もお辛いでしょうに、赤裸々に語られていて胸を打ちました。お医者様も人間ですものね。患者さんの命を一人で背負いきれるものではないと思います。でも患者や患者の家族の立場だと、なんとしても助けてほしいと強く願うのもわかります。私自身が経験しているので。お医者様とトコトン話し合う事、疑問に思うことはしっかり質問する事、それで怒るような医師だったら、見限って他のお医者様を探す事。この著者のお医者様のような方を。2018/09/06
calaf
15
医師の本音のエッセイ集。実際には、話したことを聞き取って書き下したものみたいです。そのあたりの詳細が、最後のあとがきに書かれていたりしますが...自分に正直な人だなぁというのが第一印象。もちろん、これまでやってこられたことは、どの一つを取ってもすごい...と思えるような人ですが、あまりというか全く嫌味には感じない人です。2017/06/27
デスカル
10
▼エホバの証人へは、あなたは肉も食べるから血をいれてるだろ。血の争いをなくすために、血を食べてはならないとしていると説得▼カテ治療でも再狭窄するし、不要なカテをする病院がある▼生存率はどのように生きていたかが大事▼医師が開業医周りをするようにして、連携を深めた▼患者様といわないのは、病気にたいして医師と共に戦う同士だから2018/04/22
のり
7
患者さんによって医師も生かされる。医療の本質は患者さんの生命力頼み。とにかくいいことも悪いこともなんでも正直に言ってもらうことが、医師にとっても良いため、どんな状況であっても患者さんを怒る医師であってはならない。2015/12/08
coldsurgeon
4
患者に寄り添う医師でありたいと考えている著者の思いが詰まった書。病気を治すの医療者の力ではなく、あくまで患者の命の力です。それを意識して、医療を見つめていこうとしている。最終章のエホバの証人に向き合う姿勢には、思わずうなってしまった。2016/06/04
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