同性パートナーシップ証明、はじまりました。 渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader

同性パートナーシップ証明、はじまりました。 渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法

  • ISBN:9784780802252

ファイル: /

内容説明

今年2015年11月5日、渋谷区・世田谷区で同性パートナーシップ証明の交付が始まった。
渋谷区では一組。世田谷区では七組のカップルが証明書、あるいは宣誓書受領証を受け取った。

日本で初めての同性パートナーシップ制度はなぜ、どのようにして生まれたのか。
渋谷区では、池山世津子(渋谷区教育長)、岡田マリ(渋谷区議会議員)、栗谷順彦(渋谷区議会議員)、桑原敏武(前渋谷区長)、杉山文野、長谷部健(現渋谷区長)、松中権の各氏、世田谷区では、上川あや(世田谷区議会議員)、西川麻実、保坂展人(世田谷区長)の各氏にインタビューを行ない、同性パートナーシップ制度が生まれるまでを追いかけた。

また、渋谷区・世田谷区で証明書の交付、宣誓書受領書の交付を受けるには、どのような手続きが必要か。
渋谷区で必要な合意契約公正証書とはどんな項目で作ればいいのかなど、詳細に解説する。

さらに、渋谷区の条例、条例にいたるまでの議事録の抜粋まとめ、世田谷区の要綱、そして世界の同性婚の動向など、一連のパートナーシップ制度に関わる資料類も掲載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つばさ

1
渋谷と世田谷のパートナーシップ制度の違いがよくわかる良書世田谷区は当事者の顔が見えるのに対し渋谷区の条例はいくつもの偶然が重なって成立したという点に若干のやりきれなさも今後は全国的な展開に繋げる必要性を痛感2016/03/24

Miki Shimizu

0
パートナーシップ証明の制度がどうやってできたか、手続きはどうすればいいか、渋谷区と世田谷区はどう違うのか、かなり詳しくわかりやすい。どんどん制度が広がって、結婚もできるようになるといいなー。この制度のおかげで、フツウの同性カップルがメディアに登場して、興味ない人にも見えたきがする。2016/04/15

ieieo

0
海外のような派手なパフォーマンスで成し得たのではなく、奇跡的なまるで何かに引き寄せられたかのように役者がそろい、同性パートナーシップ証明が生まれた。そのような制度があるかないかって大きいことだ。あったら、使いたい人は使うし、使わない人は使わない。別性の婚姻関係だって、紙面で届け出ずに事実婚をしている人だっている。でも彼らは選ぶことができるのだ。元から制度がないから、それしか選べなかったのではない。ここの点ってすごく重要なところだと思った。2016/02/27

そーすけ

0
53*第1章が成立物語、第2章が手続きの方法、後半には条例本文など資料を収録。たくさんの偶然が重なって生まれた条例。条例や同性婚については、当事者も含めて賛否両論あるので、色々と勉強していきたい。あとがき部分で、著者のエスムラルダさんが、人生の大半を「独り身のゲイ男性」として過ごしてきたので、どこか同性婚を「他人ごと」として捉えていると書いている(笑)。独り身な自分にとっても「他人ごと」な同性婚ではあるが、LGBTがもっと可視化されて生きやすい世の中になればいいな。2016/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10103061
  • ご注意事項