内容説明
池上彰が6つのテーマで世界を丸ごと解説。
池上彰が選んだ6つのテーマ(地図、お金、宗教、資源、文化、情報)で、世界を大胆に丸ごと解説する本です。
世界は今、どうなっているのか? 各地で格差問題や、民族、宗教の対立が起きています。しかし、なぜそうなるのか、ニュースに出てくる国が本当はどんな国なのか、ぼんやりとした理解に留まっているのが実状です。
池上氏は、「お金」「宗教」「資源」といった具体的なテーマで「串刺し」にしてみると、今の世界がわかりやすい、と言います。この手法こそ「池上彰の世界の見方」。
「高校1年生にわかるように話すと実は大人も読みやすい」という池上氏の経験と、18歳選挙権を見据えての意義を考え、九段中等教育学校(東京都千代田区)で6時間の授業を実施。世界史でも地理でもない、現代世界を生き抜く為のスーパー授業をもとに構成しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
92
【学習】頭に浮かぶのは、日本が中心となった世界地図。しかし、世界の他国の人々は、それぞれ自国が中心の世界地図を思い浮かべる。15歳対象に講義された本であるが、そんなこと僕は考えたこともなかった。そこから始まる世界動向の質疑応答でまた学習。他、東京ディズニーランドがオープンの時、米国本社から制服姿の入場禁止が伝えられる。それに反対した東京ディズニーだが、それはなぜ?日本独自の修学旅行生を受け入れるため。米に制服はない。こういう視点で今を生きるのは、15歳でなくとも、我々大人にも大事ではないか?と思うのである2016/02/18
みゃーこ
53
池上節炸裂で面白かった。世界を地理、お金、宗教、資源、文化、そして情報といった六つの観点から見ることで今の日本、自分の立ち位置がつながって見える。最高に面白かった。シリーズ読破したいと思った。2016/07/22
33 kouch
33
宗教、文化、資源等、シリーズのいつもの視点が有りつつも、「地図」「アニメ」「情報」といった新鮮な視点もあって面白かった。特にアニメから世界を見るという視点は面白い。ドラえもんのアメリカ版がユニーク。氏はカスタマイズと言っているが、どら焼きが「ヤミー・バン」というパンケーキみたいなものになったり、またドラえもんのどら焼き大食いシーンは、肥満が問題となっているアメリカではカット。石焼き芋屋台がポップコーン。しずかは発音しにくいから「スー」。韓国版ではお茶碗を持つのが行儀悪いとされているから、置いたまま食べる…2024/08/18
かいゆう
26
中学3年生に向けた「世界の見方」の授業。地図、お金、宗教、資源、文化、情報の6つの視点から世界を見ていく。自分の考えだけで相手を見てはいけない。歴史をたどり、文化の違いを認め合って歩み寄る姿勢が大切。宗教は他の池上さんの本でもよく取り上げられている内容と変わらないが、「地図」「文化」から見る世界の視点が面白かった。イラクのサマーワに自衛隊が給水支援を行った際、イラクの子どもたちに大人気のキャプテン翼をタンクにペイントした事で、人々に周知してもらえ水を届けることができたそう。とても分かりやすかった。2016/07/13
とっしゅ
18
地図、お金、宗教、資源、文化、情報の6つの視点から見る世界。知らないことがかなりあった。特に宗教。キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教などいろんな宗教の始まりや考え方、それらについて学ぶことは、世界のあらゆる国のあり方や、その地域の人々の考え方を理解する上でとても重要なことであると思った。グローバル化が進む今、世界のことをいろんな視点から見て少しでも深く理解したいです!2020/01/23
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