内容説明
<p>「母」と「父」の意識はなぜすれちがうのか?
子供を持つと、幸福度は低くなる?
育児は親にどんな影響を与えるのか?
最新科学が明らかにする新事実!
赤ちゃんから思春期まで、「子→親」への影響を探る!
第1章 自由――子供ができると失うものは?
第2章 結婚生活――「カップル」から「親」に変わるとき
第3章 シンプルな贈り物――子供がいるからこそできること
第4章 集団活動型育児――子供の「予定」に翻弄される親たち
第5章 思春期――悩むのは「子」より「親」?
第6章 喜び――「子育て」の経験が与えてくれるもの</p>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西嶋
7
親にとっての、子育ての現実や意義を、最新の科学的知見や豊富な事例をもとに、真正面から示した名著。読むのは簡単ではないけど、子のいるいない、子育てをするしないに関わらず、全ての大人に一読をすすめたい。2018/08/27
まゆまゆ
6
読書や体験談などで見聞きした仮の子育て体験と実際の自分の子育てには大きな隔たりがあり、用意周到に準備できないもの。子どもの意図付けが役立つものから守るべきものへと変わっていくなかで、親の果たす役割も変わっていった。個を大事に考えるなら子育てには向かない。しかし子育てでしか得られない幸せもある。自身の価値観をうまく切り替えた親達がその後も満足度高く生活しているといった感じかな。2016/05/10
coldsurgeon
3
子育ての経験が与えてくれるもの、それは幸福ではなく、喜びである。子供を幸福にすることを親の義務と考えてしまうと、子育てがとても窮屈になってしまう。将来面倒を見てもらうために子育てするのではないと自覚しないと、いつか子供が旅立つとき、喪失感は強くなるだろう。2016/02/21
すらっぱ
2
いま赤ん坊を育ててるんですが、「自分は異常なのかも……」と思うときがあります。泣き喚くリトルビッグモンスターにイラっとくると、その感情が人として間違ってる気が……でも、ぜんぜんふつーなんだよ。いたって適切な反応なのです。ということを“数字とデータ”で説明してくれる一冊。過去の誤った教育論をまとめてチェックするのにも役立つ感じ。現代の親は子どものためなら全てを犠牲にしちゃうってのも面白かった。俺も犠牲にしちゃうし!我が家のボスは赤ちゃんですたい。2016/02/05
まころん
1
途中放棄 アメリカらしい切り口の本ではあった。2020/03/28