内容説明
職種を問わず、仕事の多くは、人とコミュニケーションする力――とりわけ、人からなにかを聴き出す力が求められるもの。社会学者の宮台真司氏、ドキュメンタリー作家の森達也氏、精神科医の名越康文氏らの“特別授業”も収録した、子どもから大人まで、誰でも使える“人と人とを架橋するスキル”がここにある。有名大学の超人気講座を完全にオープン、「取材」のセオリーを学べる必読の書。教科書を捨てて取材に出よう! 【本書が教える「取材学」】●相手の話にピリオドを打たない ●反対意見を聴き出す知的好奇心を持つ●「聴いてほしいオーラ」を見逃さない●相手の言いたいことは予定調和の外にある ●「間」というコミュニケーションを活かす ●「おいしいもの」は「万能メディア」である ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すうさん
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「殺された側の論理」「光市母子殺害事件」「死刑のある国ニッポン」「罪と罰」「少年A被害者遺族の慟哭」そして本書。合計6冊目。私の興味のあるテーマに沿った本を書いているが、本書は藤井誠二さんが、ジャーナリストとしての「取材の仕方」「取材の姿勢」を大学の講師として語った、「取材学」の本。そこに書かれている彼の考え方があって、私がなぜ前述の著書に惹かれてきたのかよく理解できた。つまりは目の前の出来事をどう見るのか、眼前の世界をどう捉えるのかが書かれている。「結論を伝える事」が世界を表現することではないと思った。2016/01/05