新潮文庫<br> なきむし姫

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新潮文庫
なきむし姫

  • 著者名:重松清【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 新潮社(2015/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101349336

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内容説明

霜田アヤは、二児の母なのに大のなきむし。夫の哲也は、そんな頼りないアヤをいつも守ってくれていた。ところが哲也は一年間の単身赴任となって、アヤは期間限定のシングルマザーに。そこに現れたのは幼なじみの健。バツイチで娘を育てる健は、夫の不在や厄介なママ友に悩むアヤを何かと助けてくれて……。子供と一緒に育つママの奮闘を描く、共感度満点の愛すべきホームコメディ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にいにい

180
いつもの重松さんとちょっと感じが違う軽い爽やかな作品。二児のお母さんの奮闘物で、子供達、周りの人々と一緒に成長する様子を描く心温まる話。「子育ては、一人目の子も二人目の子も無い、いつでもその子に対して始めてのこと」「親も育つ」という重松さんの考えに大共感!健隊長キャラもいいなぁ~、ナヤコとのやり取りも抜群。「わくわく」をいつまでも大事にしたい。そんな気持ちになれる。心に寄り添ってくれる優しい1冊。重松さんのこの雰囲気は何度も癒される~(●^o^●)2015/10/22

あすなろ

163
珍しく奥様が重松氏作品を借りてきたので、当方も読了。単身赴任を命じられ、泣き虫姫こと幼馴染の妻に告げられない逡巡から始まるストーリー。幼馴染を軸に、成長しているのかしていないのかで展開する。個人的には、単身赴任を命じられ逡巡し、家族問題となる箇所が我が身とも置き換えて深く感じ入った。なかなか休息的読書には良かった。但し、ウチの奥様には不評だったよう。男性目線多いかな?後、ママ友の存在がウザい、とのこと(笑)2015/09/03

ちぃ~

140
ちょっと軽めの重松さんもいい~╭( ・ㅂ・)و ̑̑ ! 周りに大事にされているアヤ、とっても羨ましい~★♪ヾ(゚∀`○)ノ゙☆♪ わたしも大事にしている『ワクワク』。感動すること、毎日「わくわく」を見つけて(ღ✪v✪)。゚心のおもむくまま、泣きたければ泣く(இдஇ; )こと。こんな生き方したいな~(*∩ω∩)。あと、「子を育てることで親も育つ。」「子供に一人目も二人目もない。」ウンウン、そのとおり。いつか、縁あって、結婚して、子供を授かったら再読しよう。さらっと読めて、納得の1冊。良かった~。2015/10/28

ゆかり

139
子供に「一人目」も「二人目」もない…ってセリフに感動した。ウチの子も、ブンちゃんとチッキのような兄妹で、小学4年の息子は、プレッシャーに弱く運動が苦手。幼稚園年長さんの娘は、何事にも物怖じしない性格で、好奇心旺盛。そういうわけで、この作品でブンちゃんの成長が気になって仕方なかった。2015/07/20

優希

128
読みやすかったです。泣き虫な二児の母・アヤの成長物語。夫の単身赴任で期間限定のシングルマザーとなったアヤが色々と奮闘するのが愛おしかったです。頼りないアヤを支える幼馴染みの健のおかげでアヤは頑張れたのだと思います。色々奮闘し、強くなっていくアヤ。ふわっとしていて優しい物語でした。2015/10/19

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