内容説明
俺、日野正輝は入学した高校の吹奏楽部で、ある 『天才』 なトランペット吹きの少女と出会った。どう天才なのかというと、まず指揮者を見ない、メトロノームを聞かない。ほかの楽器の音が耳に入らず、合奏できない。極めつけはクラシック音楽が苦手で、愛器を吹けば出るのはアニソンばかりという有様。でも彼女の ── 秋築律夢の音には、人の心を揺さぶる力がある。そんな律夢に俺が出来ることは ──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウ@八戸
12
これは…曲も吹奏楽も知らない人は楽しくないんじゃ…?知っててもナニコノヒロインってなるし。あとがきで次回を早く出したいって言ってるけど、無理じゃないかなぁ…。『この本を読んでトランペットに興味を持ちましたがバズイングできなくて諦めました!』ってなりそうなくらい、けろっと楽器吹いてるのが気になります。吹奏楽なめんな。あと、表紙の持ちかたしたら、マッピ抜けますから2012/11/12
KUWAGATA
11
悪くはないが、特別印象にも残らなそう。似たような作品に「アニソンの神様」というのがあったが、同じ部活でアニソンをという内容なのに、あちらは良質な作品で、こちらは何もかも今ひとつ及第点に届いていない印象でした。登場人物が多くて散漫な印象になったのも減点かと。ソーニャとか、正直いなくても話は回るでしょ? カノンの幽霊設定とか、リズムのペットが初心者モデルとか、その設定をどう生かしたいのか掘り下げが感じられなかったのも残念。面白くなくはなく、真面目に書かれた物語だと思うだけに、惜しいという印象が強い作品でした。2012/12/08
謡遥
9
個人的に微妙に感情移入できない。どうしてなのかはさておき、下のコメント同様、さよならピアノソナタは偉大だった。超える作品を期待してる。追記、とりあえず表紙を見て不安に思ったのは確かだ。マウスピースが落ちるぞ!と凄い気になったはずだ。2013/03/13
Mu@仔羊堂
6
アニソンしかまともに吹けないトランペット少女と彼女の演奏に魅せられた同じブラバン部の少年という、なにこの青春!と言いたくなるようなお話(笑)。うん、楽しく読んだ。音楽の表現がさすが経験者と思わせるリズム感があってイイ。もちろん個人的にはアニメの情景が浮かんできて臨場感抜群(笑)ラストの演奏は一種のスポーツの勝負のような手に汗握る展開と爽快感がある。続きがあるのかどうかわからないけど、4冊ぐらいで、少女の成長と主人公の苦労とブラバン部の活躍を描いてくれれば、傑作になる予感がする。もちろんラブもね!(笑)2013/03/22
2代目フーガ
6
何がすごいって「今は無理」で一冊終わらせてしまったところだと思う。一色さん最近単巻で終わってしまっていたイメージがあるので、じっくり書いてくれるならそれはそれでとは。果たして律夢は本当の天才足りえるのか、ハードルは上がってる気はするけれど納得のいくラストを期待して追いかけてみようと思います。ラブ的には桜乃音がいじらし可愛い。2012/11/18
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