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内容説明
日本の洋楽評論の草分けである湯川れい子。持ち前の美貌と度胸で戦後日本の最先端を駆け抜けたその半生は、日本の洋楽史そのものであると同時に、新時代の息吹を体現した女性の華麗な物語でもあった。「プレイガール」と呼ばれた彼女のドラマチックな生き様を、直弟子の音楽ライターが大胆に描く。妻子あるハリウッドスターとの恋、ビートルズやプレスリーとの特別な関係、人気ラジオ番組『全米トップ40』の楽屋裏など、初公開の秘話満載! マイケル・ジャクソンやレッド・ツェッペリン、B・B・キング、シンディ・ローパー、フリオ・イグレシアス、ブルース・スプリングスティーン等々、湯川だけが知っているトップアーティストたちの素顔の数々も紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小野島 大
3
音楽評論家/作詞家の湯川れい子の評伝。大変面白かった。本の構成には文句を言いたいけど(エルヴィスやマイケルのことを別項にすべきではなかった)、日本のポップ・カルチャーの歴史を知りたい人は必読。湯川さんの著作集「湯川れい子のロック50年」所収の名文「毛穴で音楽を聞いてきた女の私」と併読すると、さらに興味深く読める。とりわけグッと来たのはこの箇所。(続く)2013/01/07
りらこ
2
全米TOP40、なつかしいなぁと思いつつ読了。もう少しいろんなアーティストとの話を掘り下げてもよかったのでは?きっとたくさんのエピソード持ってるだろうし(^^)あ、でもこれは彼女自身の伝記的な本でしたね。若い頃の湯川センセイのあまりの無鉄砲なお嬢様ぶりに唖然(*_*)2013/02/23
G-man
2
大変面白かった。全米トップ40を聞きながら「なんかこのひとミーハーっぽいけど、それもつきつめれば芸のうちかなあ。洋楽っていいなあ」と思ったことを思い出した。こんな評伝書いてくれる弟子がいるのもうらやましい。是非これからも末永くご活躍を。2013/01/04
Asakura Arata
1
70年代後半の中学生の頃、土曜の夜は、決まってラジオ関東の全米TOP40を聞いていた。時々、番組にはがきを出して、湯川さんに読まれることもあった。読まれたあとは、番組が終わっても興奮して眠れなかったことなどを思い出した。2013/03/18
Happy Like a Honeybee
1
大衆迎合音楽を好む人には最適。マイケルジャクソン、ポールマッカートニーなどいわゆるスターたちとの交流も垣間見える。2014/04/06