内容説明
美しい心と体は“手放す”ことでつくられる――。禅の「捨てる」発想を、日々の生活に取り入れるコツを紹介。虚栄心や執着心から解放され、「引き算」の生き方を実践すれば、人生はより豊かになる。難しい解説なしでわかりやすく説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKAPO
28
枡野 俊明さんの著書を読むのは『手放すほど、豊かになる』’17/12『おだやかに、シンプルに生きる』『人生をシンプルにする 禅の言葉』’18/11/『美しい「所作」が教えてくれる幸せの基本 』’18/12に続いて5冊目。書かれていることの根底に流れる思想は同じなのですけど、積み重ねることによって、頭で理解するという段階から、心に染みる段階へ少しだけ近づけたような気がします。私たち一人ひとりに与えられた時間は、短いのかもしれませんけど、それを最も有効に使うためには、なによりも丁寧に生きるということなのです。2019/01/13
しいたけ
27
どこの感想を書いたらいいものやら迷います。それほど、大切な言葉、もしくは禅のこころがたくさん詰まった本でした。ただ、「いまを生ききること」、自分を律し綺麗なところに身をおくことの大切さが、一本通った筋として全編に流れています。「自分へのご褒美」はブランドもののバッグではなく、自然の中に身を置きひたすらぼーっとすることがいいと、書かれていました。ポットにコーヒーを入れ、本を持ち、やっぱりチョコレートも持って緑の風に吹かれに行く・・そんなご褒美を自分にプレゼントすることにします。2015/11/29
ユズル
19
この前読んだ禅のより、俄然読みやすかったですが。読んでいた日が心が荒んだ時だったので、なおさら。とりあえず掃除、断捨離は続けます。2016/03/03
テツ
17
モノもヒトもコトも必要以上にかき集めてしまい、そして一度でも手中にしたのならそれに執着する。安らぎも幸福もそうしたサイクルの中からは決して生まれてこないことをみんなぼんやりと知っている筈なのに、欲望を、執着を断ち切り生きていく勇気をもつことはなかなか難しい。自分が真に欲している何かについて知らないので、対象が不明確なまま飢餓感だけが増していってしまうのかな。生きるために必要なのは必要なモノだけ。自分にとって大切なヒトとコトだけ。まずはそれについて考えるところから全てが始まる気がします。2021/10/18
もも
7
本当に自分にとって必要か、を常に問い続けたいと思いました。自然に触れること、1日5分の掃除、続けていこうと思う。2017/02/01