内容説明
やさしそうに見えるが、じつはやさしくないということがあまりにもたくさんある。表面的にはやさしい。でも実は残虐性をもっている。日頃はやさしい。しかし、問題が起きると逃げてしまう。「愛している」と強調する。しかし、その言葉の奥にあるのは、自己中心的な要求である――。本当のやさしさとは何か? 人がやさしくなれないのはどうしてなのか? やさしい人をどうやって見つければいいのか? 必要でない物と人を捨てる。/無理をしている自分に気づく。/仮面をつけて生きてきた過去を消化する。/見失った自分の本性を探す。本当のやさしさと出会い、幸せに生きるための道しるべとなる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
69
人類を愛することは簡単だが、隣人を愛することは難しい。素晴らしい一冊であった。加藤諦三氏最近立て続けに読んでいるがどれも興味深く面白い。2019/06/19
かいてぃ〜
30
書いてあることが全然やさしくない。(苦笑)やさしい人になるには、自分の有体を受け入れること。過去の自分に囚われないこと。自分に余裕がないと人にやさしくできないので「ま、いいか」って素直に言える人になりたいな。6歳の息子にも、「やさしい人になれたら素敵な人になれるよ!」とお風呂の中で囁き作戦始めました。彼はスーパーヒーローになりたいらしく、「スーパーヒーローは『まずは』やさしい心を持っていないとね!やさしくないと困って居る人が分からないでしょ?」と言ってその気にさせています。2019/04/19
テツ
25
他人の創り上げた価値観で自分を評価しているうちは絶対に幸福になどなれない。自身の評価も承認も他人を経由することなく自分だけで行わなければならないし、そうすることにより人は自分自身を創り上げ、強さと優しさを身につけていく。神経症的な大人として生きていたら他の存在に対して優しく接するなんてできないからな。まず自身の幸福とやりたいことの形をきちんと見出し自分を確立しなければならない。その先にようやく「やさしい人」になるという余裕が生まれてくる。2021/11/06
はるき
24
内容はあんまり優しくない。人間の深層心理を探る禅問答みたいだ。2016/12/26
左端の美人
22
なんだか定期的に買ってしまう加藤さんの本。わたし自分がやさしい性格だと思っていたけど、実は好かれたくて、愛がほしくて執着していただけだったように思います。ヒナギクの話を覚えておきたい。「にもかかわらず」幸せなヒナギクで在りたい!競争とは、自分の夢に向かって走ること。子供は正義で育たない、やさしさで育つ。自我が確立しているとは、「悔しい」という感情に飲み込まれないことである。人は深刻な劣等感を持つと、幸せになりたいという欲求より優越したいという欲求のほうが強くなってしまう。……気をつけたい。2016/08/02
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