秋霖の忌

著者名：波津彬子【著】

朝日新聞出版（2015/12発売）

• ISBN：9784022130938

内容説明

愛と幻想のサスペンスロマン！冥婚・・・それはあの世へ旅立った死者と契りをかわすこと・・・。しめやかな秋の雨にぬれて、女の魔性があざやかに浮かびあがる。闇の中に静かに座すのは現身の者か・・・！？ただ、薄絹のたおやかな残り香が、やさしく絡みつくだけ・・・。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[skr-shower]

借り読み。

2018/02/19

[りょう]

しっとりとした雰囲気の作品集。どれも決して明るい話ではないけど、読後感はそれほど重たくないというか。哀しくはあっても、悲壮な終わり方ではないというか。登場人物の芯の強さのようなものが感じられるせいかもしれない。

2017/01/25

[KOU]

電子で再読。作中に冥婚が出てきたのを見て、台湾の冥婚がちょっと話題になったのを思い出した。 「日々平安──波頭濤子先生の日常・その２──」収録。この本がその２なのか。日々平安だけ読みたくなってきたがどんな順だったかな？

2020/08/30