講談社+α文庫<br> 脳の欲望 死なない身体 医学は神を超えるか

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講談社+α文庫
脳の欲望 死なない身体 医学は神を超えるか

  • 著者名:野村進【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 特価 ¥398(本体¥362)
  • 講談社(2015/12発売)
  • 冬の読書を楽しもう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~1/25)
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  • ISBN:9784062565349

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内容説明

救急医療、性転換手術、拒食症・過食症、美容整形、動脈硬化遺伝子の発見とアルツハイマー病研究、体外受精と凍結受精卵による不妊治療。現代医療の現場から見えてきた、人間が可能になったこと。「やせて美しくなりたい」「元気なままで長生きしたい」……欲望する脳の人体改造願望に翻弄される、私たちの身体と医学の現状。大宅賞作家が、いま医学で起きていることを克明にレポートする。

目次

文庫版のためのまえがき
第一章 背中合わせの〈死〉
第二章 〈性〉の揺らぎ
第三章 〈食〉の暴走
第四章 〈形〉の革命
第五章 〈老い〉の逆説
第六章 〈誕生〉の曲がり角
エピローグ
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HALI_HALI

5
「脳」偏重の世の中が抱える問題。人間にとって「体」、「環境」、「脳」の最適なバランスとは何なのだろうか。本書では死、性、食、形、老い、誕生、という6つのテーマで構成されている。共通するのは全てのテーマは両極端の2項対立、例えば生と死、では捉えきれないという事。両者は線で結ばれており、その間に位置する存在があるという事。明確な境界線などは無い。それを無理矢理に単純明快分類、操作をしようとする事で人間は様々な問題を抱えている。人間やそれを取り巻く世界は単純では無い。2017/08/26

すうさん

3
この本は、医学の本なのだろうか。現代の人間の欲望を医学という切り口で切ると、様々な哲学的な現象が見えてくる。神の領域に近づくことで、命のミクロとマクロが見える。しかし医学や生物学のみならず、現代の科学の大半は「わかればわかるほど、わからない点が多すぎることに気づいたにすぎない」に辿り着く。人間を取り巻く全ての生命現象は、絶妙なバランスで生と死を繰返しながら、まるで螺旋状の輪廻を生きているように思えた。科学の探求は哲学的な答えを引き出す。またひとつひとつのルポも素晴らしいが、総括するエピローグは秀逸である。2014/04/25

ɐʞıɹɐɯnɯɹıʞ

0
野村進先生のルポルタージュを読んでいると、気づくといつも襟を正しながら夢中になって読み進めているじぶんが居る。彼の特に医療現場に対する視線は、微に入り細に入って観察・注視していながら同時に俯瞰で眺めている慧眼さを感じる。この本を書かれたのが20年前とは思えないほど現代に入り組んでいる問題を先取り、研究し、真摯に取り組み、読みてに問題提起をしている。彼のセンスと熱情にはたはた敬服するばかりである。2013/02/01

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