講談社ノベルス<br> 旧校舎は茜色の迷宮

個数:1
紙書籍版価格
¥1,100
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

講談社ノベルス
旧校舎は茜色の迷宮

  • 著者名:明利英司【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 講談社(2015/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062990271

ファイル: /

内容説明

生徒から人気の高い男性教諭が、校舎から投身自殺した。しかし、現場には不審な痕跡が遺されていたため、警察は非公式に捜査を続けていた。いっぽう「怪談」や「都市伝説」に興味津々の高校生、秋美は、慕っていた教諭の自殺の真相を探るため、学校中で人気のイケメン男子学生ふたりと調査を始めるが――!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

58
女性教師が殺された旧校舎、一周忌当日にまた男性教師が亡くなっているのが発見されて…。学校を舞台に高校生が事件に挑むというのは数多いが、本書もその系譜に連なる一冊。事件の構成自体は割と堅実な造りでメイントリックもどこかで見たような気がするが、それ自体を活かす背景が面白く感心する。ただ登場人物の人間関係、ある関係を警察が知らなかったというのはやはり無理があるのではないか。そういう関係でしかも最初から事件に関わっているとなると、まずそれを踏まえた上で事情を聴くよね。細かい部分に目をつぶれば堅実で面白かったです。2023/01/09

へくとぱすかる

53
青春ミステリとはいえ、明るさよりも、大人のドロドロした世界に翻弄される、高校生たちの暗い物語を感じる。島田荘司氏の選評に「チープ」という言葉が使われているが、そのチープさを含めての世界を、非常にリアルに表現していると思う。論理や関係の複雑さは新本格からの伝統そのものだが、描写の現実的生々しさは、社会派にも通じるような気がする。2015/10/15

そのぼん

38
一年前に女性教諭が殺されたことから始まるミステリーものでした。その女性教諭が勤めていた学校の生徒である少年少女が真相を突き止めようと奔走するが・・・といった展開でした。落ちも読めなかったので、最後に明かされる真相には驚かされました。2015/10/31

ソラ

38
なかなか苦い結末となったかなぁという感じ。怒涛の展開であれあれと思いながら一気に読んだけれど、個人的に気持ちの良い終わり方ではなかったかなぁ2015/05/05

瑞佳

33
実をいうと当初あまり期待をしていなかった(すみません!)が、とても面白かったです。設定は男性作家が書いたとは思えないくらいのキラキラ少女漫画なんだけど、中身はけっこうな昼ドラ風で、意表を突く犯人とビターな結末が印象的。本格のスパイスをふりかけた暗く悲しい青春残酷物語。しかし主人公の少女の行動には疑問だし、大人たちの人格はハチャメチャだし、最後まで感情移入はできなかったなー。2018/07/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8158070
  • ご注意事項

最近チェックした商品