あなたの子宮を貸してください

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あなたの子宮を貸してください

  • 著者名:平井美帆【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 講談社(2015/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062133432

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内容説明

――それは神への冒トクか? 女性から女性への最高のギフトか? 日本人依頼主、産婦人科医、代理出産エージェンシー、代理母……日米韓三元取材による、心にしみるノンフィクション。

目次

プロローグ 拒否された出生届
第一章 代理出産を選んだ日本人たち
第二章 代理出産の舞台 アメリカ
第三章 依頼主たちの舞台 日本
エピローグ 母と子を結ぶもの

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

22
子供がほしいのにそれが叶わない夫婦の、切なる願いを感じずにはいられませんでした。再三の不妊治療の甲斐もなくうまくいかなかった夫婦が、最終的には代理出産を希望するのは自然の流れかも知れません。卵子は自分のものだけど代理出産してもらった人、卵子は自分のものではないけど自分自身が出産した人、いろんな立場の母親がいますが、子供がほしいという願いは同じだと思います。ただ、アメリカで代理出産をした場合、未熟児の双子だとしてNICUに2カ月入院すると約4000万円くらいかかるそうです。これは厳しいです…。2017/09/10

Mana

3
既にマイナス情報に触れているからバイアスがあるかもしれないが、代理出産の良い面だけを取り上げ負の側面には触れていない印象。貧困が理由で代理出産を行う人の話や、卵子の採取や代理出産が身体に与える健康被害の話などは書かれていない。あと、本書の中にもちらっと出てくるけど、経済的理由ではなく奉仕の精神で代理出産を行なうケースで、その後依頼者夫婦から関係を断ち切られ心に傷を負うケースもあるとのこと。黒川開拓団についてとても良い本を書いた著者だったので、代理出産でも搾取される側に目を向けてくれていることを期待してた。2022/05/31

パンパース

2
代理母について肯定的な立場からのノンフィクション。遺伝子を残すことの意味、家族観、親子関係、母性、出産などについて色々考えさせられた。2009/04/22

えんもん

0
色んな代理出産に関連する本を読んだけど、結局、受け入れる、受け入れないが分かれてしまうのは民族性の違いなのかな、と思った。自分には偏見はないつもりだけど、もしも日本で代理出産が認められた場合自分は代理母になれるか?と問われたら、NOだと思う。と言うか、遺伝子至上主義でめちゃくちゃ叩かれた向井亜紀さん。でも代理母にとって自分の子どもと代理出産の契約で産む子どもの何が違うかって遺伝子・・・ってことじゃない?遺伝子が違えば、自分の腹から出てきた子どもでも手放せてしまうってちょっと私には受け入れがたいかな。2013/01/20

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