内容説明
彼にすてきな花嫁候補を紹介するのが、わたしの役目――ベストセラー作家が華麗に紡ぐ、ヴィクトリア朝ロマンス。
世にいう嫁き遅れのヘンリエッタは、社交界での長い経験を活かして、若い令嬢たちが放蕩者に騙されないように助言をしている。あるとき彼女は、色男として名高い貴族のジェームズが妙に慌ただしく友人に結婚を迫っていることに気づく。ヘンリエッタの忠告により、友人は求婚を断り、事は丸く収まった。ところが、怒り狂ったジェームズは彼女の前に現れ、お節介を罵った! 彼は女性を騙すつもりなどなく、領地と使用人を守るために4週間以内に結婚しなければならないのだ。責任を感じた彼女は、花嫁探しを手伝うことになり……。
■お待たせしました! 愛され度ナンバー1のヒストリカル作家ステファニー・ローレンス、待望の初邦訳作品が登場します。しかも、本作はローレンスの代表作といえる〈シンスター・シリーズ〉の関連シリーズ、〈The Cynster Sisters Duo(シンスター姉妹2部作)〉の1作。ヒロインのヘンリエッタは29歳。社交界での経験と幅広い人脈をいかして、放蕩者たちの本心を見破り、若い令嬢たちに結婚の助言を与えるため、“縁壊し屋”と呼ばれています。そんな彼女がひょんなことから兄の親友ジェームズの花嫁探しを手伝うことに。さて、“縁壊し屋”の縁結びはどうなるのでしょうか。ファンにはおなじみのシンスター家の面々も八面六臂の活躍。懐かしい再会に歓喜します!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
25
雅なタイトルだなあ。日本語の艶っぽさいいですねえ。内容は急いで結婚する必要がある男子と、彼の縁談をぶち壊した女子(友人の妹)のロマンスです。なんだか登場人物が多くてめまぐるしい…それが欠点かなあ。最初から女子にひかれている男子と、徐々に彼が気になりだす女子の気持ちの探り合いがかわいい。(すきだって言って!)はどちらも先に言ってほしいものだよね~。謎解きは謎解きになっていないのでルール違反だ!と叫びたくなりますが、ロマンスに求める自分が間違っていると反省しました。なかなかかわいいお話でした。2017/04/25
まめもち
5
シンスターシリーズらしい。一族に伝わる運命の相手を見つけるネックレスのお話かというとそうでもないw自身は結婚する気のないヘンリエッタ×急いで結婚しないといけないジェームズ。ヒロイン友人への求婚をぶち壊したお詫びに花嫁探しを手伝う。ヒーローはすぐにヒロイン好きになるのが展開早くていいぞ。2人の周辺に何やらきな臭い事件が起こってるが以外としょーもない内容だった。その割りに2人がけっこう酷い目にあう。今までの人間関係がハッキリ分かっていたらもっと楽しめたのかも。2018/01/20
みるて
0
図書館の本 読了 〈The Cynster Sisters Duo(シンスター姉妹2部作)〉の1作2018/09/07