内容説明
現在93歳の脳神経医学者、松谷天星丸(てんほしまる)さん(女性)。藤田保健衛生大学医学部教授として、活躍し、リタイア後は年齢にふさわしいワークライフバランスを計画していたが、さまざまな事情により「老老介護」を担うことになる。
松谷氏は82歳からほぼ10年間、4歳上の姉、園田天光光(そのだ・てんこうこう)氏とともに暮らし、天光光氏の96歳での旅立ち(2015年1月)を看取った。天光光氏は女性初の代議士であり、元外務大臣、園田直(すなお)氏の妻。死の直前まで、日本ラテンアメリカ婦人協会会長などの多くの団体の役員をつとめ、社会的活動に多忙だった。
天光光氏は骨折や肺炎、糖尿病などいろいろな病気にかかり、何度も死の淵をのぞいたが、妹である医師の天星丸(てんほしまる)さんの見守りのおかげで、96歳という天寿を全うした。天星丸さん自身も、骨折や入院などを経験。危機的な状況の中でも、共倒れにならずに、90代の妹が90代の姉の世話をするという究極の老老介護をやり遂げた。
医師としての冷静な判断と知識、短歌を詠む習慣を通してのしなやかな思索、70代80代をすぎ、90代になられた自身の体験的な老人観などにもとづく、肩肘はらない「老老介護」の智恵がつまった一冊。日本の介護問題の、最先端の指南書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
29
この著者にちょっとした縁があつたので思わず手にした本。よくがんばられたなぁ。懐かしい名前も散見できて嬉しかった。年をとったらタンパク質をきちんと取らないと、だそうです2020/03/25
なるみ(旧Narumi)
25
読友さんのレビューがきっかけで読んでみました。ご紹介ありがとうございました。肩肘はらずに読めました。2020/04/22
なにょう
19
あっぱれ。お医者さんだけあって理路整然として読みやすい。杖をついてるおばあさんなんだよね。今年で96歳になられる。でもほんと分かりやすく良かった。90代でもこんなにしっかりしてるんだなあ。てんほしまるさん。★巻末に介護の心得十得を掲げる。何と言っても、介護はチーム力が大切だ。一人でも多くの味方を作ることが大切だ。2018/04/15
刺繍好きの糸ちゃん
5
私と姉、ともに長寿が予想されるだけにこんなこともあるかも、と手に取った。著者(93歳)は医師だけあって、姉の様子観察、描写は要領を得て的確。「大往生」という結末がわかっているだけに「次は、次は」と読み進んだ。わかっちゃいるけど「大往生」の場面は別れの悲しさに涙。 いろいろ、役立つ知識も書いてあったと思うが、もう四半世紀は先のことさと期待し、忘れておくことにしよう。 2019/01/06
ワヤコ
5
本屋さんで見て思わず手にとった1冊。この1年ですっかり弱くなった親を身近で見ていて、おぼろげながら自分の80代のことも考えるようになった。私はどのように年老いていきたいのか。。。老境をむかえなお毅然と生きていくためには、「誰かのため」「何かのため」、大げさに言うとそんな使命感が必要だと教えてくれた1冊。あーあ、道は遠し!遠すぎてたどり着けそうもない!2016/01/10
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