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内容説明
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エントロピーはなぜ増え続けるのだろうか? 熱の正体は? エントロピーの正体は? マクスウェルの悪魔はまだ生息しているのか? ブラックホールのエントロピーって? 物理ファン待望の「熱」の決定判。(ブルーバックス・2002年11月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
21
タイトルのとおり、「熱」とはなにかということでエントロピーについて基礎的な考えにはじまり、黒体放射、ブラックホール、ホーキング放射の話までする壮大な一冊。理系の作家さんということで文章がとても分かりやすくて、熱力学のあれこれを話す登場人物たちも妙に個性があって楽しく読めた。個人的に物理学の分野だと熱力学が一番好きだし、興味を持っているので飽きずに勉強できた。参考文献から次に読む本を選んでいきたい。2021/01/21
美東
12
「マックスウェルの悪魔」は 「シュレディンガーの猫」とともによく知られた 物理学の代表的思考実験である。 竹内さんの本の最後のほうに リチャード・アインホーンというNY在住の作曲家による バレエ音楽「マックスウェルの悪魔」が紹介されていた。 ネット上で http://www.richardeinhorn.com 公開されていたのでさっそく聴いてみた。 ん~ クロノスQが弾いていた T.ライリーの「狼男、月下に乱舞」に どこか似てるような気がする... 2007/05/22
またの名
6
デーモンという言葉の翻訳に苦心して「マクスウェルの小悪魔」が出てくるのは、火遊びに誘惑するラブロマンス化してもうダメだった。「熱力学の第一法則の左辺は物体が所有することができる量なのに、右辺は物体が所有できない量なのか? かなり、気持ち悪いゾ」という表現などのお前の方が案件はともかく、数式を使いつつしかし学者が踏み込めない一般向けの解り易さを目指す。熱力学的な死と言われたりするエントロピー増大だけど、ブラックホールは重力がエントロピーに勝って星が潰れたものと聞いて乱雑さを飲み込む重さの問題に、思考が飛躍。2026/08/16
たつお
5
マクスウェルの悪魔は系に仕事をせずに温度差を作り出すように見える。しかしメモリの消去は不可逆過程で、発熱を伴う。物理的実体である悪魔は自身の例えばATPのような自由エネルギーを熱として散逸させながら情報処理をしており、実は箱に不可逆な仕事をしていたのだ。エアコンが電力による仕事で熱を外に排出するようなものだ。熱力学は、熱素説から、エネルギーやエントロピーによる理論、統計によるミクロとマクロの接続、情報処理の物理性の解明を経て、今ではブラックホールの現象理解にも用いられる。熱力学の歴史は壮大で面白いなぁ。2026/02/26
有沢翔治@文芸同人誌配布中
3
マクスウェルの悪魔からエントロピーの話をし、最終的には「超ひも理論」まで解説しています。高校生向けと書いてあるけど、うーん、熱力学の初等的な知識がないとついていけないような。僕はついていけませんでしたので、ここで後から調べたことをいろいろと書いてみようかなーと。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/50911885.html2009/11/03




